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「あーもう!ランドリー今故障中だっていっただろ!!」
ロックオンは、ティエリアと刹那を怒っていた。
二人は、服に大きなケチャップの染みをつけている。
はじめは刹那が自分の衣服に零したのだが、それを見て万死だと笑ったティエリアの衣服に、わざとケチャップをかけた刹那。
二人はもみ合って、ケチャップを手にお互いに仕返しをして、二人の衣服はケチャップまみれ。
「手洗いするしかないね」
アレルヤが、二人から汚れた衣服を受け取る。
ティエリアと刹那は、怒るロックオンを他所に、仲直りをしていた。
「すまない、ティエリア。俺が悪かった」
「僕もだ、刹那。万死に値する、ガンダムマイスターに相応しくないなどと言って悪かった」
「こら!二人とも聞いてるのか!!」
ロックオンは、ポカリと二人の頭を殴る。
「暴力反対!」
「反対です!」
二人は、タッグになってロックオンに歯向かう。
「あーもう。アレルヤ、服かしてくれ」
「はい」
ロックオンは、二人の服を丁寧に手洗いした。
やっと汚れを完全に落として、ロックオンが二人の衣服をデッキに干して戻ってくると、年少組二人の姿がない。
「おい、アレルヤ。あの子猫二人、どこいきやがった?」
「お疲れ様、ロックオン。はい、紅茶」
「おう。ありがとな」
アレルヤが入れた紅茶を飲み干しながら、ロックオンは二人のことが気になって仕方がない。怒りすぎただろうかと気にしているのだ。
「二人なら・・・疲れて、おやすみ中」
よほど暴れあったのだろう。
ケンカした場所はケチャップまみれで、その床も綺麗に掃除する羽目になったロックオン。
アレルヤが手伝ってくれた。
アレルヤの部屋に通される。
二人は、アレルヤのベッドの上で、新しいまっさらなお揃いの私服を着て、眠っていた。
ティエリアは、よく誰かと一緒に寝る癖がある。刹那とも一緒によく寝たりする。いつもはロックオンだが。
こうして昼寝を刹那と一緒に、遊んだあととることも珍しくない。
「ロックオン・・・・よだれ、たれてますよ」
クスリと、アレルヤが笑う。
「い、いや、たれてないから!たれてないから!!」
じゅるりと、よだれをふき取って、ロックオンは二人の髪を柔らかなく撫でた。
「この悪戯好きの子猫どもめ。愛してるよ」
二人の額にキスを落として、アレルヤに抱きつく。
「あー。アレルヤ、お前はほんとにいい子だなぁ。この子猫二人も見習ってくれないかなぁ」
「みんな、ロックオン、あなたが大好きだから。勿論僕も。あなたに構って欲しい半分で、こんな騒ぎをおこすんんだよ」
「うーん。めんどいけど、嬉しいな」
家族のようなマイスター四人。
兄弟のようで、でも血は繋がっていない。
でも、きっと、そのお互いの関係は家族の絆に似たもの。
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こ、こんなかんじのもので!
ロクティエ、ロク刹、ロクアレ全部あわしたような家族マイスター。
ほのぼのすきです。
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