「3時だ!」 「午後の紅茶の時間だ!!」 毛並みの違う子猫二人は、筋肉トレーニングをしているロックオンのところにやってきた。 ちなみに、それまでティエリアはデータ解析を、刹那はイアンとガンダムいついて熱く語り合っていたのだが、3時の体内時計が時を告げると、二人して集まってロックオンのところに出向く。 「お、どうしたティエリア、刹那?お前らも筋肉トレーニングか?」 軽く流れた汗をタオルでふきとるロックオンに、二人はじっと、上目使いでちょっと首を傾げてから声をそろえる。 「「3時のおやつ、まだ?」」 ロックオンは、そのティエリアと刹那のビジュアルに弱い。 ティエリアは比類なき美貌をもっているのだから無論のことだが、褐色の肌に少年の初々しさを残した刹那もとってもかわいい。かわいい子猫。ロックオンが飼っているわけではない。マイスターに選ばれた仲間。 「あー。棚にチョコクッキー置いてあるから」 「分かった!」 「了解した!」 二人は、手を繋いで逃げていく。 「かー。かわいいね。子猫二人はいつでも。飼いたいわ・・・・」 それだと変態になります、ロックオン。 「うん、僕も飼いたい・・・・」 同じく筋肉トレーニングに励んでいたアレルヤは、二人のおねだり攻撃にやられて鼻血を出して、ティシュを鼻につめている最中だった。 「あんな子猫二人が家にいたら・・・心配で心配で、おちおち外にもでれねぇよ。仲間でちょうどいいんだよ」 「そうだね。・・・・ロックオン、かっこいいこといいながら、目がハートになってるから」 「うお、やべぇ・・・・・あの子猫の二人の構ってフェロモン半端じゃないぜ」 「そうだね。また鼻血出しちゃった」 一方。 食堂の棚からチョコクッキーを見つけた二人は、刹那が皿をだして中身をおいて、ティエリアがアッサムの紅茶をいれて午後の紅茶の時間の始まり。 食堂に、少し遅れてアレルヤもロックオンもやってくる。 ちゃんと、二人分のクッキーはあったし、紅茶も入れられている。 子猫二人は、アレルヤとロックオンを待っていたのだ。 「ロックオン・・・・シャワー浴びたんだね。アレルヤ、汗臭いからむこういって」 何気にひどいティエリア。ティエリアは汗臭いのが大嫌い。ちなみにトレミーで苦手な人物はたえず筋肉トレーニングをして汗まみれのラッセだ。 アレルヤは刹那のとなりに追い立てられた。 ロックオンの隣には、いつもティエリアが座る。 午後の紅茶の時間が終わると、二人はまた駆け出してどこかにいってしまう。 懐かないようで、懐いている。 年少組みのこんな子猫二人、あなたはいりますか? ロックオンとアレルヤはこの子猫二人がいないと生きていけません(末期) |