星の砂「星の砂の国」







18禁
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「いや・・・・・こないで」
ある日の夜、ティエリアがそういってロックオンを拒絶した。
たまにくる、発作のようなもの。忘れえぬ、拭え切れぬ傷痕がティエリアに時折悪夢を見せる。
「こないで・・・こないで・・・・」
ガタガタと振るえて、自分を抱きしめるティエリアを、ロックオンは優しく包み込む。
懐かしい、その体温。ティエリアは、古傷からそうやって救いあげられる。
「あなたは・・・・」
「俺は、ロックオン。約束しただろう?お前を、守るって。世界の全てから、お前を守る」
「ロックオン・・・僕の、僕だけの、愛しい人・・・・」
「愛してるよ」
「僕も、愛してる」

二人はベッドで体を重ねる。
「あ・・・・うん」
「やっぱり、ここ弱いな?」
「だって・・・あ」
吸い付くようにしっとりとした白い肌を、ロックオンは優しく啄む。
胸の先端を舌で転がすと、ティエリアは恥ずかしがって顔を隠す。
その手をどかして、ティエリアを見つめる。
「恥ずかしい?」
「恥ずかしい・・・・」
「じゃあ、俺の背中に腕まわして。しっかりと」
「うん」
言われた通りに腕を回すティエリア。
「あ・・・んあっ、あ、あ」
ガクガクと揺さぶられて、ティエリアは長い髪を振り乱す。
「は・・・・あ」
天に昇るようなかんじを何度も味わう。
ロックオンは、ペロリと唇を舐めて、ティエリアをベッドに縫い付ける。
「は・・・あああ。きて。奥まで」
美しく幼く・・・そして淫靡に。
ティエリアの奥まで突き入れる。
何度も、入り口まで一旦ひいて、突き上げる。体位を変えて、ティエリアが上になった。
「うあっ」
下から突かれるのに、ティエリアは弱い。
すぐに、ビクビクと足が痙攣する。
「まだいくな」
「あ・・・・いって。一緒に、イって」
何度か熱い熱を奥まで飲み込ませられて、ロックオンとティエリアは同時に果てた。
「だめ・・・まだ、抜いちゃだめ」
「お前なぁ」
また、ロックオンの欲望が大きくなっていく。
「あ。大きくなった」
「お前が締め付けるから」
「そんなこと、僕してない」
「してるー」
「してない」
「してるー」
「じゃあ、えい」
「ぬお」
・・・・・・・・いってしまった。
ロックオンは、真っ赤になって毛布の下にもぐりこんだ。

「あのね。お医者さんが・・・・妊娠二ヶ月目だって」
「そういう大事なことは、もっと早くいいさない!!」
「パパ、ママ・・・・また裸で相撲してるの?」
「あーセアロティ。そう、パパは今、ママと相撲中なの、いい子だから、寝てきなさい」
3歳になった娘。
トレミーのマイスターたちは、今日もこの空のどこかを飛んでいる・・・・と思ったら、ピンポーンってチャイムがなる。ティエリアは、ガウンを着て扉をあける。
「やぁ。暇だから、ぬけだしてきたよ」
「リジェネ」
リジェネは新しい機体であるセラヴィを光学迷彩で森に隠して、よくくる、ティエリアとロックオンの住いにやってきた。
「いい匂い・・・・・って、なんか・・・色っぽいね。何してたの?」
「ロックオンとSEX相撲!」
その言葉に、リジェネがこけた。
かけつけてティエリアの口を塞ごうとしてロックオンもこけた。
「ちょっと、君恥ずかしくないの!ロックオン!ティエリアになんて言葉教えてるのさ!」
「いや、これはティエリアが勝手に・・・」
「僕の麗しいティエリアが、こんなこと思いついていうわけないだろ!!」
ロックオンの首を締め上げていると、よちよち歩きで二人の娘がやってきた。
「やぁ、セアロティ。あいかわらずかわいいね。大きくなったら、絶対僕のお嫁さんになってね」
「うん、なるー」
「ちょ、うちの娘たぶらかさないで下さい!!」
「はん、アッカンベー」
リジェネはセアロティを抱いて、家に勝手にあがると、二人でセアロティの寝室にあがると出てこなくなった。
このままでは、本当に娘を嫁にとられそうである。

星の砂は集まり、国となった。
戦いも貧困もない国を目指して、よりよき世界をめざして、星の砂は今日も煌く。


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