18禁 ******************** 「いや・・・・・こないで」 ある日の夜、ティエリアがそういってロックオンを拒絶した。 たまにくる、発作のようなもの。忘れえぬ、拭え切れぬ傷痕がティエリアに時折悪夢を見せる。 「こないで・・・こないで・・・・」 ガタガタと振るえて、自分を抱きしめるティエリアを、ロックオンは優しく包み込む。 懐かしい、その体温。ティエリアは、古傷からそうやって救いあげられる。 「あなたは・・・・」 「俺は、ロックオン。約束しただろう?お前を、守るって。世界の全てから、お前を守る」 「ロックオン・・・僕の、僕だけの、愛しい人・・・・」 「愛してるよ」 「僕も、愛してる」 二人はベッドで体を重ねる。 「あ・・・・うん」 「やっぱり、ここ弱いな?」 「だって・・・あ」 吸い付くようにしっとりとした白い肌を、ロックオンは優しく啄む。 胸の先端を舌で転がすと、ティエリアは恥ずかしがって顔を隠す。 その手をどかして、ティエリアを見つめる。 「恥ずかしい?」 「恥ずかしい・・・・」 「じゃあ、俺の背中に腕まわして。しっかりと」 「うん」 言われた通りに腕を回すティエリア。 「あ・・・んあっ、あ、あ」 ガクガクと揺さぶられて、ティエリアは長い髪を振り乱す。 「は・・・・あ」 天に昇るようなかんじを何度も味わう。 ロックオンは、ペロリと唇を舐めて、ティエリアをベッドに縫い付ける。 「は・・・あああ。きて。奥まで」 美しく幼く・・・そして淫靡に。 ティエリアの奥まで突き入れる。 何度も、入り口まで一旦ひいて、突き上げる。体位を変えて、ティエリアが上になった。 「うあっ」 下から突かれるのに、ティエリアは弱い。 すぐに、ビクビクと足が痙攣する。 「まだいくな」 「あ・・・・いって。一緒に、イって」 何度か熱い熱を奥まで飲み込ませられて、ロックオンとティエリアは同時に果てた。 「だめ・・・まだ、抜いちゃだめ」 「お前なぁ」 また、ロックオンの欲望が大きくなっていく。 「あ。大きくなった」 「お前が締め付けるから」 「そんなこと、僕してない」 「してるー」 「してない」 「してるー」 「じゃあ、えい」 「ぬお」 ・・・・・・・・いってしまった。 ロックオンは、真っ赤になって毛布の下にもぐりこんだ。 「あのね。お医者さんが・・・・妊娠二ヶ月目だって」 「そういう大事なことは、もっと早くいいさない!!」 「パパ、ママ・・・・また裸で相撲してるの?」 「あーセアロティ。そう、パパは今、ママと相撲中なの、いい子だから、寝てきなさい」 3歳になった娘。 トレミーのマイスターたちは、今日もこの空のどこかを飛んでいる・・・・と思ったら、ピンポーンってチャイムがなる。ティエリアは、ガウンを着て扉をあける。 「やぁ。暇だから、ぬけだしてきたよ」 「リジェネ」 リジェネは新しい機体であるセラヴィを光学迷彩で森に隠して、よくくる、ティエリアとロックオンの住いにやってきた。 「いい匂い・・・・・って、なんか・・・色っぽいね。何してたの?」 「ロックオンとSEX相撲!」 その言葉に、リジェネがこけた。 かけつけてティエリアの口を塞ごうとしてロックオンもこけた。 「ちょっと、君恥ずかしくないの!ロックオン!ティエリアになんて言葉教えてるのさ!」 「いや、これはティエリアが勝手に・・・」 「僕の麗しいティエリアが、こんなこと思いついていうわけないだろ!!」 ロックオンの首を締め上げていると、よちよち歩きで二人の娘がやってきた。 「やぁ、セアロティ。あいかわらずかわいいね。大きくなったら、絶対僕のお嫁さんになってね」 「うん、なるー」 「ちょ、うちの娘たぶらかさないで下さい!!」 「はん、アッカンベー」 リジェネはセアロティを抱いて、家に勝手にあがると、二人でセアロティの寝室にあがると出てこなくなった。 このままでは、本当に娘を嫁にとられそうである。 星の砂は集まり、国となった。 戦いも貧困もない国を目指して、よりよき世界をめざして、星の砂は今日も煌く。 NEXT |