初詣にいってみた・後編







18R注意
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「はっ・・・・・」
真っ白なシーツと同じくらいに白い肌。上気したせいでピンク色にみえた。
「んあっ」
時折びくりと、白い肢体の足は痙攣し、シーツをひっかくように溺れている。
ロックオンは、ティエリアの肩甲骨にキスを落とす。
天使をイメージしたような、羽の形の紋章に唇を這わせる。何度も何度も。
GN粒子の光を放って、NO7と記された文字にもキスを落とした。
「ふっ」
深く唇が合わさって、何度も何度もお互いの唾液を飲み込んだ。
「大丈夫?」

いつも、彼はとても優しい。
自分の快感だけをおって乱暴で終わることなんてない。

「あ、大丈夫・・・・・きて、早く、早く!!!」
ティエリアは、自分から足を開いてロックオンの体を挟み込んだ。
ロックオンの指が、深く秘所に沈みこむ。
ばらばらに動かされて、また白い快感の深い波とオーガズムに襲われて、ティエリアは長い睫を銀色に光らせ、涙をたくさん零して彼を求めた。
「だめ、僕だけじゃだめ、あなたも、あなたも!」

「力ぬいてて」
「んっ」
熱い彼自身が宛がわれて、安堵ににた気持ちとこのまま引き裂かれたいと望んだ。

きて。
早く、早く。
私を貫いて。
私を、私を犯して。何も考えられないくらいに、一緒にぐちゃぐちゃになって、そして一つになって真っ白な海で溶けてしまうのだ。
だから。

「だから・・・早く、きてぇ、僕の奥までぇ!!」

望んだ熱は、本当にティエリアを引き裂いて壊してしまうかと思うくらいに強く深く強引にティエリアを貫いた。
「うあああああ!!!!」
「く、きっつ・・・ティエリア、息ちゃんとしろ」
「あ、ああああ、あああううう」
ズクリと再奥まで穿たれた楔は、愛の証でもある。
「あ・・・ああああ・・・・・」
呼吸が乱れてうまく息ができないティエリア。
ロックオンは、ティエリアと呼吸をあわせる。
「そう、ちゃんとすって・・・はいて・・・そう、いい子だ」
「んっ・・・あ、あ、」
舌が絡み合う。糸をひいてはなれると、それを合図のようにティエリアは激しく揺さぶられた。
「ん、んんう、あっ、あっ!!!」

彼は、凶暴な狼に見えて。
でも、それだけでは絶対に終わらない。

「んっ」
ティエリアは自分からさらに大きく足を開く。
そして、律動するロックオンの腰に足を絡める。淫らに。美しく。

「あっ、あっ」
「大丈夫?愛してるよ」

彼はいつも優しく行為の最中そう囁く。
私は嬉しくてまた涙を流す。
もっと乱暴にしても構わないのに。

「あああっ」
入り口までひいて、捻るように貫かれ、体をうつ伏せにされた。
「ん、くうっ、んん」
いつものように、ロックオンの手がティエリアの口内を無理やり犯していく。
「はっ、んんっ」
ロックオンの指に舌を這わせて、甘く噛むと、激しく揺さぶられて、ついつい彼の指をきつく噛んでしまった。
「あっ・・・血・・・・」
口の中に錆びた鉄の味が広がって、不安で不安でティエリアはロックオンを振り返る。
すると、後ろからロックオンに唇を塞がれる。
「んっ!!!!」
舌がティエリアの口内を犯しまくる。
指とは違う感覚。
「はぁっ」
引き抜かれていく彼の舌に舌をはわせて、飲み込みきれない唾液が顎を伝って喉に流れていく。

「愛してるの・・・・」
「知ってるよ」

「あああああっ!!い、ああ、あ、あ!!!」
ガクガクとティエリアの体が上にずり上がる。
ビクンの全身が痙攣し、そして足がシーツを泳ぎ、ぐっと爪がロックオンの背中にくいこむ。
「あーー!!!!」
真っ白になって、一つになって溶けて、海のようになって。

再奥で彼が弾ける感触に、ティエリアは幸福感を抱いた。
「あっ・・・だめ、まだっ、まだっ」
抜かれていく彼を、きつく締め付けて、もう一度と甘くねだる。
ロックオンは、苦笑してティエリアを抱きしめた後、体位を変えて何度も二人で体を繋げあう。
「あ・・・・はっ・・・・」
「簡便してくれ・・・もう無理」
「んー・・・・」
まどろみかけた思考。
まだ、まだと彼を締め付ける内部。
「愛してるの・・・・愛して・・・・」

「俺もだよ」

白濁した彼と自分の体液がまじったものが、ふとももを伝って流れ落ちる感覚を最後に、ティエリアに思考はプッツリと途絶えた。


「あー・・・久しぶりだったけど乱れたなぁ。こっちがきついわ。さて、お風呂お風呂っと」
意識を失ったティエリアの体を軽々と抱きかかえて、洗い清めたあと、二人で裸のまま抱き合って眠った。
ティエリアは胎児のように丸くなって眠っている。

「ん・・・・」
ふと目が覚めると、見慣れない天井にティエリアは眉を顰めた。
でも、隣に彼が優しくこっちを向いて眠っているのに気づいて、ティエリアは腕を伸ばして、彼の体に抱きつく。
「何度だっていいます。愛してるんだから・・・・・」


チリン。
神社で買った、鈴の飾り紐が、ベッドから落ちて、綺麗な音をたてた。