15R ************************************ 二人は、砂浜を歩き続けた。 しまには夕日も沈み、夜になってしまった。 「あの、ロックオン」 「愛してる・・・」 「あっ」 キスをされて、ティエリアの全身が震える。 「これ、あげます」 「何これ」 「海で・・・マーメイドにもらった、恋が実るという真珠」 綺麗な小粒の真珠を、月明かりに照らしてロックオンは笑った。 「こんなのなくても、俺とお前の愛は永遠だろ?」 「はい・・・」 「にゃー。主、僕先に戻ってるにゃ」 しゅたっと、まどろんでいたフェンリルは先にホテルに戻っていく。 「あ、フェンリル!」 「あいつ、気を利かせてくれたみたいだぜ?」 「あ・・・」 パーカーを脱がされ、浜辺のパラソルの下に横たえられた。 「こんな・・・誰が来るかも分からないのに・・・」 「それが、燃えるんだろ」 深いキスを受けて、ティエリアの全身が反応する。 「んっ」 首筋に顔を埋められ、そして耳を甘噛みされたあと、耳の中に舌を入れられて、ゾクリと背筋が甘くしなる。 「ああ・・・・」 「やっぱ耳弱いよなぁ」 「その・・・昼のことは、怒っていませんか?」 「怒ってねーよ。嫉妬してくれて嬉しかった。俺が悪かったよ」 「良かった・・・」 体がから力を抜くと、ロックオンの唇が鎖骨から、さらに下におりて、平らな胸を嘗め回すと、先端を口に含んで吸い上げる。 「あああ!」 もう片方は、指で何度もいじられ、弾かれる。 「硬くなってる」 「あ、あなたのせい」 「感じてるから、だろ?」 「知らない・・・」 下着を脱がされた。月明かりに、ティエリアの白い裸体が浮かぶ。 「綺麗だよ」 「んっ」 秘所に指が入り込む。一本、二本、三本と増やされ、それはぐちゃぐちゃと中をかき混ぜる。 指が引き抜かれたあと、体の力を抜くが、ロックオンはティエリアの白い太ももを抱えて、秘所に舌を這わせる。 「ううん!!」 ピチャリピリャリと、何度も舐められる音。熱い舌で抉られ、入り口を焦らすように苛める。 「あ、あ!!」 ロックオンはクスリとわらって、また指を浸入させる。 ぐいっと、ある場所で指を折り曲げると、ティエリアの全身が痙攣した。 「ひあああああ!!!」 「もっといっちまいな」 手加減なしに、同じ場所を指を舌で攻める。ロックオンは、ポケットから何かを取り出すと、口に含んでティエリアに飲ませた。 「あ、あ、や、阿片はだめええぇぇ!!」 ヴァンパイアは阿片を好むが、ティエリアはあまり好きではなかった。ロックオンも阿片が好きだ。禁断症状に陥ることなる、更なる快楽を与えてくれるからだ。 「うあああ、あああああ!!」 ぐちゃぐちゃに内部をかき混ぜて、瓶を取り出すと、中から薬のようなものをとりだして、それをティエリアの秘所に塗りこむ。 「やー、それ、それ・・・・薬いやあああ!!」 「どうせなら、頭吹っ飛ぶくらいに気持ちよくなろうぜ」 媚薬の効果のある薬を、口からではなく直接内部に塗りこむ。 「さぁ、どうしてほしい?」 「あ、あ、あああ・・・・・」 「いわなきゃ、このまま放ってくぜ」 「う、うあああ、あなたが、あなたが欲しい。ぐちゃぐちゃにしてぇ!」 「よく言えました」 ちゅっと、額にキスをする。 ティエリアは涙を流して、蒼いつきを見上げ、目を閉じた。 NEXT |