「刹那。今度こそ飲んでみて」 しばらくの沈黙。 2回コーヒーとココアで失敗したものを飲まされているだけに、ここは慎重にいかないと。 匂いからしてちょっとやばそうだ。 刹那は飲んで、それをライルに押し付けた。 「なんだぁ?」 ライルが茶色の液体の入ったカップを見る。 カップ自体は白磁の綺麗なものだった。 「ちょっとかせ」 ティエリアが横から割って入ってきて、その中身を口にして首を振る。 ライルも口にして。 「 (>'A`)>ア゙-ッッ!!」 と叫んだ。 「なんじゃこりゃーなにいれやがった!」 「ココアとコーヒーまぜてみたの」 「「「まぜるな」」」 三人の声は綺麗にはもった。 そしてお互いの顔を見合わせて、コホンとわざとらしいせきをしてからあらぬ方角を見る三人。 「僕には意見も聞いてくれないんだみんな・・・僕って、K(空気)すぎるよハレルヤ。誰も僕の存在に気づいてくれない」 フェルトがくれたわけのわからないまずい飲み物をのみながら、アレルヤは食堂で一人黄昏る。 |