ここは私立ガンダム学園。 中でも2年OO組はマイスターたちも通う場所。 変態で有名なグラハム先生も闊歩する謎の学園である。ここに登校するマイスターは、ティエリア、ニール、アレルヤ、刹那、ライル、それにティエリアの双子であるリジェネもマイスターとして登校している。 詳しくは私立ガンダム学園シリーズを参照のこと(逃げた) そんな学園で、文化祭の催しものとして演劇が2年OOクラスの出しものとして決まった。 題目は「白雪姫」 姫と王子役はくじで決まったのだが、意地悪な継母と鏡役がどうにも決まらなくて、マイスターたちがする羽目になってしまった。 彼らは脇役を希望していたのだが、本来ならニールかライルか刹那かアレルヤが王子、姫は中性のティエリアか、男性的中性のリジェネが望まれたのだが、彼らは鏡と継母役をやりたいといって聞かなかった。 そんな練習風景が、教室で見ることができた。 練習なので、衣装などはブレザーの学生服だ。ティエリアとリジェネは私服で思いっきり学則を無視しているが、親が学園に多額の寄付をしているため教師たちは目をつぶっている。 さて。 意地悪な継母と、鏡が向かい合って会話するシーンの練習。 意地悪な継母がリジェネで、鏡がティエリアの場合。 「鏡よ、世界で一番美しいのは誰?」 「えーと」 「決まってるよね、僕とティエリアだよ!」 ふっと、肩まで届きそうな髪を手で払いのけてリジェネは断言した。 「あれ、ここって白雪姫っていう場面じゃ」 「僕とティエリアが一番美しいよ!」 以下略。 意地悪な継母がニールで、鏡がライルの場合。 「鏡よ鏡よ世界で一番愛らしいのは誰だよ、おい」 「アニューだ!」 「違うティエリアだ!」 「アニューだ!」 「ティエリアだ!」 「アニュー!」 「ティエリア!」 ずっとそう言い争っていた。ちなみにアニューはライルの彼女で、ティエリアはニールと付き合っている。 意地悪な継母が刹那で、鏡がアレルヤの場合。 「おい鏡、世界で一番かっこいいガンダムはなんだ!?」 「えっと・・・・・・シャアじゃないかな?」 「ダブルオーライザーと言おうと思ってたのに!シャア!シャアもかっこいいい!!!」 刹那はダンガム部なる謎のクラブに所属する生粋のガンダムマニア。刹那の部屋にはプラモデルなどがたくさん並んでいる。 「僕はシャアのほうが好きだなぁ」 「シャア!」 ばき。刹那はアレルヤを殴った。 「ちょ、何するのさ刹那!」 「俺には選べない!ガンダムをどれが一番なのか選ぶことななんてできない!ああああ!!」 以下略。 さて、そんな練習風景をみて、寂しそうにしていたグラハム先生は、練習に混じりたいとわがままを言い出した。 一見すると今日はまともなスーツ姿だが、前だけだった。後ろは裸。けつにはバラが咲いていた。というかバラをさしこんでいた。 まぁそんな変態はいつものことなので、みんな嫌がり、結局相手を刹那がする羽目になった。 意地悪な継母が刹那、鏡がグラハム先生の場合。 「鏡よ鏡よ世界で一番かっこいいのは誰だ」 「それはもちろん私・・・・・ではない、少年、君だああああああ」 ぶあああと、けつにさしたバラの花弁を撒き散らしながら、刹那に抱きつこうとする。 刹那はそれをさっとよけた。 「ふふふ、少年、照れることはないんだよ」 「死ね!いね!消えてしまえこの変態が!」 「そう、私は変態のグラハムことブシドー仮面!」 さっとブシドー仮面を取り出してかぶると、再び刹那に襲い掛かる。 「ぎゃああああ」 刹那が足蹴りして、グラハム先生を踏みつけた。 「ああ、いい!もっと踏んでくれ少年!はぁはぁはぁ!!!」 グラハム先生は、興奮して股間をモッコリさせていた。 「死ね」 刹那は対グラハム先生用に隠し持っていた銃で、グラハム先生の脳天を撃ちぬいた。 ズキューン。 でも、グラハム先生は生きている。血をだらだら流しながら。 「はぁはぁ、私の股間もズキューンだ少年!!」 「消えうせろおお!!」 刹那は、グラハム先生を担ぐと窓の外に投げ捨てた。 「ああ、愛しているよ少年!このけつのバラを君にささげよう!」 「いるかあああ!」 小さくなっていくグラハム先生。 あとには、散ったバラの花弁が残された。 |