食べちゃうよ?







ちょこっとえろ。12禁くらいw
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「ロックオン・・・・好きです」
こそこそと、内緒話をするように耳打ちされる。
そのくすぐったさに、ロックオンが笑う。
「俺も好きだぜ」
お返しにと、耳打ちをする。
ボッと、火を吹くようにティエリアが真っ赤になった。
「かわいいなぁ」
「僕はかわいいのではなく、かっこいいのです」
ツーン。
ツンデレラぶりは健在だ。
でも、真っ赤になったまま俯いて、ジャボテンダー抱き枕をぎゅっと抱き寄せるティエリア。
「ひゃっ」
耳を、甘噛みされた。
その感触に、背筋を伸ばしてしまう。
甘く噛まれていたと思ったら、今度は耳にふっと息を吹きかけられる。
「ひゃう」
「敏感だな〜」
関心したように、ロックオンがティエリアの様子を見つめている。

「耳、性体感なんだ?弱いんだな」
「あ、あなたは意地が悪い!」

ジャボテンダー抱き枕をぶんと振り上げてボスボスとロックオンを殴る。
「いててて、簡便」
実際はそんなに痛くなかったけれど、ジャボテンダーがまた破れそうだ。
「ジャボテンダー、破れちまうぞ?」
「怪我をしては大変です」
そっと、ジャボテンダー抱き枕を抱きしめる。

ああもう。
ほんとに、かわいいな、ティエリアは。

隙を見つけて、ロックオンは、ティエリアに触れるだけのキスをする。
「ん・・・・」
瞳を閉じるティエリア。
ロックオンは、桜色の唇に誘われて、そのまま深く唇を重ねてしまう。
「あふ・・・・」
舌が絡みあい、ティエリアの顎を唾液が伝う。
「ふあ・・・・」
顎の唾液を舐めとられる。その感触に、手が震えた。
「ロック・・・オン・・・・」
濡れた瞳で見つめられる。

「僕を・・・食べてしまうのですか?」
桜色の頬で、恥ずかしそうに俯く。でも、上目遣いでロックオンのエメラルドの瞳を見つめる。

あー。
あーやべぇ。
いろいろと、やべぇ。
こりゃたまらん。
なんつー色っぽい表情だ。

ティエリアが醸し出す幼い無垢な表情に浮かぶ、艶かしい壮絶な色気に、ロックオンは射落とされた。

「・・・・・僕を、食べてしまうのですか?」
「あー、うーん、どうしようかなぁ」
「食べてしまっても、構いません」
「ティエリア?」
頬を紅くしながらも、上目遣いでロックオンを見る。
「あなたになら・・・食べられても・・・・」

「あー。頼むから、無意識に誘うなって」
「誘ってなんて、いません・・・・・」

ロックオンは、またティエリアに耳に息を吹き込む。
「ひゃっ」
「かわいい声」
ティエリアがかぁぁぁとなって、ジャボテンダーに顔を埋めてしまった。

「ロックオンの、意地悪」
噛み付くようなキスを、ティエリアがしてくる。
「ティエリア?」
「責任、とってくださいね。僕があなたを食べます」
「えーと?」
そのまま圧し掛かられる。

結局、ティエリアは、ロックオンに美味しく食べられてしまいましたとさ。