「ちょりーす。俺マジやばいかんじ?マジやべ?ちょりーすちょりーす。まじうぜぇって?あはははちょりーす!」 「・・・・・ごきげんよう」 二人の様子に、ロックオンは青ざめた。 「ちょりーす。ティエリア、美人だねちょりーす。どうどう、俺とつあってみぇ?え?うざい?マジで?マジやべぇって俺、マジやべぇよ。ちょりーっす」 「ごきげんよう、刹那さん。残念ながら、私はロックオン・ストラトスと付き合っていますので」 ゴシックロリータの入った服を丁寧に広げて、ティエリアは申し訳なさそうに刹那にお辞儀をする。 ティエリアは美少女の姿をしている。 刹那は私服だ。ターバンを巻いた姿で、「ちょりーすちょりーす」と呟いていた。 「前回の仮想ミッションの擬似人格がとれてないのか!」 「ロックオン、ごきけんよう。うふふふ」 「俺をそんながんみしねぇでくれよ。ちょりーす。俺も、ないないないない、まじやべぇ、やっちゃったかんじ?」 「刹那、ティエリア、元に戻ってくれええ」 「ちょりーす!ちょりーぃす!」 「私、何かしましたかしら?」 ロックオンの涙もむなしく、その日一日、刹那は「ちょりーすとか「まじやべぇ」とか繰り返し、ティエリアはにこやかにおしとやかな女性として振舞うのであった。 仮想ミッションの擬似人格は、次の日には元に戻ったという。 |