「いけない、眠ってしまった・・・・ロックオン?」 ソファベッドに寄りかかるように、幸せそうに眠るロックオンの姿を発見する。 「毛布まで・・・いつでも、あなたは優しいな」 毛布をどうしようかと思って、ロックオンの足をズルズルと引きずった。 途中で何かにぶつかったのか、ゴン!という音が頭から聞こえてきたが、一度眠ったロックオンはなかなか起きない。 そのまま、うんせ、うんせと額に汗の状態で重いロックオンの体をベッドに運ぶと、寝かせた。 何気にベッドサイドと頭の位置が逆になっているが、気にしない。 「何か足りない・・・・そうだ、ジャボテンダーさんだ!」 ソファベッドの下に転がったままの、ジャボテンダー抱き枕をロックオンの隣に置く。 「むにゃむにゃ・・・・ティエリアは眠り姫・・・・」 その言葉に、頬か薔薇色に染まる。 「僕が眠り姫?・・・・じゃあロックオンは、僕だけのナイトかな?」 言ってて、恥ずかしくなってきた。 顔を覆うティエリア。 幸いなことに、一番聞かれて恥ずかしいロックオンは眠っている。 「おやすみなさい・・・僕のナイトさん」 額にキスをする。 何もないキャンバスに描かれる、ティエリアとロックオンの愛は、虹色だった。 |