修理されたダブルオーライザーで、スペアの肉体に意識体を宿らせたティエリアとリジェネは、刹那によって迎えにこられ、トレミーへと帰還した。 「久しぶりだな、トレミーも」 「へぇ。これがトレミー?地味だね」 二人は、刹那に渡された制服に着替えた。 「へぇ、ティエリア似合ってるよ」 「リジェネもね」 二人は、お揃いの同じ色の制服を着て、操舵室に入る。 「ただいま」 ティエリアがそういうと、クルー全員が涙を浮かべてお帰りといってくれた。 そして、刹那が生還したときのようにみんなに抱きしめられた。 リジェネは刹那のバックアップもあって、上手く溶け込むことができた。 「リジェネ・レジェッタ。ティエリアのツインだよ。よろしく」 「よろしく」 みんなで自己紹介をする。 「刹那、無事で何よりだ」 「ティエリアも。お帰り」 「ただいま」 ティエリアは、綺麗な綺麗な笑顔を零した。 僕はイノベイドであり、そしてイノベイターであり、人間である。 意識体の一部はヴェーダと一緒に、ロックオンの魂と共に長い眠りについた。 僕は、生きる。 皆と共に、新しい世界を。 そう、人間として。 |