ドクター・モレノの日常VSティエリア8







そのまま、スゴロクは終わった。
残されたのは、失望にくれたロックオンと、ハゲヅラをかぶってももひきに腹巻姿のドクター・モレノ
ティエリアはもう撤収して、刹那の部屋に遊びにいってしまった。
「大将、いけると思ったんだけどなぁ」
「あー、まぁ俺もいけるんじゃないかとは思った。でもだめだったな」
「ティエリアはああなると、上手く判断できなくなるから。流されてくれると思ったのに。一緒のベッドで寝ることも会話もできないよ、大将」
「一日だけだろ。そうくよくよすんなよ」
「一緒のお風呂に入れない!一緒のベッドで眠れない!一緒の部屋にティエリアがいない!!!おやすみのキスがない!!これって凄いショックだぜ」
「お前、ほんとティエリア愛してるなぁ」
「そりゃそうだろう」
「ティエリアシンドローム」
「?何だ、それ」
「ティエリアに関わると、人間が崩壊していく病気だ」
「崩壊してもいいだろ。今日は仕方ないからジャボリー抱いて寝るか」
ミニジャボテンダーを抱きしめて、一人寝するガンダムマイスター、ロックオン・ストラトス。
ロックオンは、残されたミニジャボテンダーをもって、とぼとぼと自室に戻った。

「よう、モレノ、一緒に夕食に・・・・・」
診察室のドアをあけたイアンは、中に入ってくると、ポンとドクター・モレノの肩を叩いた。
「どうした、モレノ。なんか悩み事でもあるのか?不良になることないだろ。話してみろよ」
「イアン、これのどこが不良だ」
顔なじみの友人は、やはり太陽のように暖かい。
「いや、思いっきりおっさんな格好になって・・・・でも白衣は着るんだな」
「当たり前だろうが。白衣は俺のシンボルだ。白衣のないドクター・モレノなんて、ドクター・モレノじゃない」
なんか全力で自分の存在を否定してしまった。
まぁいいか。

こうして、日は暮れていく。
今日もトレミーは平和。平和すぎて欠伸が出そうだ。

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「アレルヤ。僕は昨日、刹那とロックオンと3Pした」
「ぶっ!!」
朝食の時、アレルヤにそうのたまったティエリア。今日もかわいい。頭はポニーテールにして、ロックオンがリボンを結んでくれた。
アレルヤが吹き出したブロッコリーは、ロックオンの顔面を直撃した。
「ちょ、ティエリア今なんて!?」
「だから、昨日僕は、刹那とロックオンと3Pした」
かぁぁぁぁと、純情なアレルヤは真っ赤になった。
「違うから、違うからああああああああああああ!!」
ロックオンが、否定する。
だが、刹那は否定しなかった。
「3Pといえないこともない」
「うわあああああ!!違うからあああああ!!」
ロックオンの説明によれば、一緒のベッドで三人で寝たそうな。
刹那のベッドだって、普通サイズだ。二人で寝ることはできるが、流石に三人は無理だ。実際、ロックオンは刹那によって蹴飛ばされて床で寝ていたが
刹那の部屋で寝るといったティエリアに、ロックオンはなら俺もということで、何故か刹那の部屋に二人でとまりこんだ。無論ジャボテンダーも。
刹那は、ティエリアは部屋にいれたものの、マイ枕をもったロックオンは部屋にいれたくなかったのだが、ティエリアが入れてやってくれといったので入れてやったら、なぜか3人で格闘ゲームをして、それぞれ風呂に入ったあと、シューティングゲームをして、そしてお泊りになった。
刹那はティエリアをベッドに入れたが、ロックオンは蹴り飛ばした。
まぁ、3P・・・・三人で睡眠をプレイした。刹那の解釈はそうだ。
ティエリアが、食堂に入ってきたフェルトに「僕は昨日、刹那とロックオンと・・・」といいかけたところで、ロックオンがティエリアの口を塞いで二人は消えていった。
そして、すぐしてティエリアは笑顔で戻ってきた。
ロックオンとティエリアは、食堂でジャボテンダー体操を始めた。
綺麗なティエリアの歌声と、ロックオンの覚悟を決めた歌声が響く。


は〜いいちにのさんしジャボジャボジャボ
は〜いいちにのさんし針万本
間違っててもマンボウじゃないジャボジャボ
にーにのさんしジャボジャボジャボ
さんにのさんしジャボジャボジャボ
屈伸運動ー ジャーボテンダ〜
大きく腕を広げて〜 ジャボテンダー サボテンダー
大きく息を吸って〜 ジャボテンダー サボッテンダー サボるなよ〜〜〜
深呼吸〜〜 ジャボテンダーの針マンボーン


二人のジャボテンダー体操を、みんな笑ってみていた。
かわいいティエリアは、今日もアホアホです。毎日が楽しくて仕方ない。今日もみんなに愛されている。
ティエリアシンドローム、それはティエリアが皆に愛されている証。

ああ、今日もトレミーは平和。

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これ、新しいシリーズにできそうだ。
ジャボテンダーギャグに、視点はドクター・モレノ。
しっかし、平和だなぁトレミー。