「そこまでだぁっ!!」 ロックオンが、また舌を絡ませあった二人の間に割ってはいる。 「刹那、ティエリアは俺の」 刹那の瞳は金色のまま。ロックオンに口付けると、舌をひきぬいた。 「おおおお。まさかのロックオン×刹那!?」 「はるかちゃん、刹那は攻っていってたから、刹那×ロックオンじゃないのかな。ああ、世界の悪意が見えるようだよハレルヤ」 「ビジュアル的にはロックオン×刹那のほうが萌えるですぅ!」 ロックオンも真っ赤になって、ぽてって転がった。 ライルと同じ反応だ。 ライルも舌をいれられた。 「この・・・・・男殺し」 リジェネが、わなわなを身を震わせて、刹那に噛み付くようなキスをした。リジェネの瞳も金色になっている。刹那とティエリアにシンクロしているのだ。 「うう・・・ん」 刹那が苦しげに喘ぐ。 「ふん、まだまだ修行が足りないね」 舌を引き抜いて、脱力した刹那を押し倒す。 「ああああ、私、生れてきて良かった・・・・」 ミレイナは感動して泣いていた。 「リジェネ、凄いな」 「リジェネは凄いよ。テクニシャンだから」 リジェネは今度はティエリアと口づけする。 「そこまでええええ!!」 ロックオンが、ハリセンで三人の頭をはたいた。 「あれ?俺なにしてたんだちょり〜っす」 「僕は何を?」 「うーん?ティエリア大スキー」 リジェネはいつものようにティエリアに抱きつき、刹那は褐色の肌を隠すようにボタンを止める。 金色の瞳は、色仕掛けモードも存在する。 気をつけなくてはと、ロックオンは思った。 それにしても、刹那のやつキスうまいでやんの。ティエリアより上だ。リジェネよりは下だけど。 ちょり〜す警察署、別名BL警察署。 舌を入れたキスをするくらいは日常茶飯事(罰ゲームなどで) 脱衣マージャンだってある。裸にはならないが、パンツ姿くらいには余裕でなる、みんな。今日のパンツは縞々だとかいって、みんなで愉快に笑う。そこにBL要素はないが、ミレイナから見ればもりもりBLしているように見えるのだ。 特にティエリアには恥というものがなくてロックオンとリジェネが見ていないと、脱衣マージャンでもほんとに裸になるので注意が必要だ。 「ところで、これどうする?」 「私は・・・・受けにならないと、いけないのか・・・・少年を愛するためにも・・・受けにだってなろうじゃないか・・・」 ぶつぶつ呟いているブシ仮面を簀巻きにして、刹那は窓の外に放り投げた。 「ちょり〜す!」 「訳:駆逐完了、だそうだ」 ティエリアがまた約す。 今回はミレイナとそして読者の女性になんかサービスの小説になったと、アレルヤがぼやいていた。 「ああ、世界の悪意はBL・・・ここはBLサイトだから仕方ないよね」 ティエリアは無性の少女だけど。分類的にはBLサイトになるだろう。 「世界の悪意が」 「ちょりーっす!!」 アレルヤを踏みつけて、刹那はロックオンと格闘ゲームをはじめる。 ライルはリジェネとティエリアの昼寝につきあっている。 「僕は・・・・ふふふ、どこまでも放置プレイ。僕は空気」 アレルヤの声は、ちょりーっすと叫ぶいつもの刹那の元気のよい声に消されていった。 **************************** まさかの、ライル×刹那にロックオン×刹那。 刹那×ティエリアは取り扱ってるけど。 まぁたまにはそんなのもいいんでないの。 どこまでもアホでした。 |