18禁・注意。長編18禁は裏にいきません *************************************** ホテルに帰ると、二人してシャワーを浴びて、向かい合う。 「愛してる」 「僕も愛してる」 互いに着ているものを脱がしていく。 「神様が、見てるよ」 翼をなくした天使は、ロックオンの下で目を閉じる。 触れ合うような優しいキスを何度も受ける。 セクサロイドでもあるティエリアには、男性を慰めるための機能がついている。 完全なる中性ではない。 平らな胸を撫でるロックオンの手が、優しくラインをなで上げる。 「ふ」 胸の先端をいじられて、身を捩る。 「隠すな」 「いや・・・・」 片方を舌で舐められて、ティエリアはゆっくりと目をあける。光彩は金色に耀いていた。 背骨にそって、舌を這わせていくロックオンは、長い髪をかきあげる。 その肩甲骨に、翼の紋章があるのに気づいた。 「これは?翼みたいなの」 「NOたちに与えられた、天使の翼」 「ふうん」 紋章に口付けると、淡い緑の光が瞬いた。 そのままうなじのNO5にも口付けて痕を残す。 秘所に、ゆっくりと指が進入してくる。 「きつい」 「セクサロイドといっても、実用的にはされて・・・・あっ」 指が内部を何度も出入りし、ほぐしていく。 「濡れてきた。きもちいい?」 「わかん、ない・・・・」 何本もの指をのみこんで、ぐちゃぐちゃと音をたてる。 「平気?」 「大丈夫。あなたが欲しい」 ゆっくりと、ティエリアはロックオンの首に手を回す。 「多分、痛い」 「痛みでもいい。与えて欲しい」 ロックオンはティエリアにキスをして、ゆっくりと秘所に熱を埋め込んでいく。 「うう、あ、いた、いああああ」 始めて引き裂かれる感覚に、ティエリアは涙をこぼす。 「動いていい?」 「へ、いき。動いて」 律動が、ティエリアをがくがくと揺さぶる。 指にはまったままのペアリングが煌く。 落ちていく。どこまでも、どこまでも。 「ああ、はっ、あああああ」 「ティエリア」 ロックオンに揺さぶられて、ティエリアは上気した頬で彼を見つめる。 はじめて男に貫かれた場所は、処女を失った血を流す。 それでも構わないと、ティエリアはせがむ。 そのまま内部を何度も突かれ、えぐられる。 「守護天使に、なりたい」 「なれるよ」 一つに溶け合ったまま、抱きしめあう。 舌を絡ませあうと、銀色の糸が薄暗い照明に光った。 「あなたを愛してる」 「俺もお前を愛してる」 何も生み出さない行為。中性では、愛しい彼の子を孕むことさえできない。それでもいい。 抱かれるだけで、昇華してしまいそうなこの魂。 セブンスには、こんな想いをする機会はあるのだろうか。 中で弾ける熱を感じながら、ティエリアは意識を失った。 NEXT |