聖棺の中で眠れ「愛は、愛だけ」







18禁・注意。長編18禁は裏にいきません
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ホテルに帰ると、二人してシャワーを浴びて、向かい合う。
「愛してる」
「僕も愛してる」

互いに着ているものを脱がしていく。

「神様が、見てるよ」
翼をなくした天使は、ロックオンの下で目を閉じる。
触れ合うような優しいキスを何度も受ける。
セクサロイドでもあるティエリアには、男性を慰めるための機能がついている。
完全なる中性ではない。

平らな胸を撫でるロックオンの手が、優しくラインをなで上げる。
「ふ」
胸の先端をいじられて、身を捩る。
「隠すな」
「いや・・・・」
片方を舌で舐められて、ティエリアはゆっくりと目をあける。光彩は金色に耀いていた。
背骨にそって、舌を這わせていくロックオンは、長い髪をかきあげる。
その肩甲骨に、翼の紋章があるのに気づいた。
「これは?翼みたいなの」
「NOたちに与えられた、天使の翼」
「ふうん」
紋章に口付けると、淡い緑の光が瞬いた。
そのままうなじのNO5にも口付けて痕を残す。

秘所に、ゆっくりと指が進入してくる。
「きつい」
「セクサロイドといっても、実用的にはされて・・・・あっ」
指が内部を何度も出入りし、ほぐしていく。
「濡れてきた。きもちいい?」
「わかん、ない・・・・」
何本もの指をのみこんで、ぐちゃぐちゃと音をたてる。

「平気?」
「大丈夫。あなたが欲しい」
ゆっくりと、ティエリアはロックオンの首に手を回す。
「多分、痛い」
「痛みでもいい。与えて欲しい」
ロックオンはティエリアにキスをして、ゆっくりと秘所に熱を埋め込んでいく。
「うう、あ、いた、いああああ」
始めて引き裂かれる感覚に、ティエリアは涙をこぼす。
「動いていい?」
「へ、いき。動いて」
律動が、ティエリアをがくがくと揺さぶる。
指にはまったままのペアリングが煌く。

落ちていく。どこまでも、どこまでも。

「ああ、はっ、あああああ」
「ティエリア」
ロックオンに揺さぶられて、ティエリアは上気した頬で彼を見つめる。

はじめて男に貫かれた場所は、処女を失った血を流す。
それでも構わないと、ティエリアはせがむ。
そのまま内部を何度も突かれ、えぐられる。
「守護天使に、なりたい」
「なれるよ」

一つに溶け合ったまま、抱きしめあう。
舌を絡ませあうと、銀色の糸が薄暗い照明に光った。

「あなたを愛してる」
「俺もお前を愛してる」

何も生み出さない行為。中性では、愛しい彼の子を孕むことさえできない。それでもいい。
抱かれるだけで、昇華してしまいそうなこの魂。
セブンスには、こんな想いをする機会はあるのだろうか。

中で弾ける熱を感じながら、ティエリアは意識を失った。


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