じゃれあう子猫







「ゴッゴッゴッゴ」
風呂上りに刹那は腰に手を当てて牛乳を一気飲みする。
その隣では、ティエリアが腰に手を当ててメロンソーダを一気飲みする。
二人は大浴場に入った。
普通、メロンソーダは一気飲みするものではないが、ティエリアはメロンソーダが大好きなので問題ないようだ。

アレルヤとロックオンも一緒だ。
温泉の元をいれて、みんなで軽い銭湯気分を味わった。

パラリと、刹那の腰に巻かれていたタオルが取れる。
それを、ティエリアは目撃してしまった。
「ぷっ」

刹那は燃え上がった。
「お前も見せろ!」
ティエリアは、パラリと、巻いていたバスタオルをとる。自分から裸になるとは、ある意味漢だ。
だが刹那の視線の先には、ティエリアが中性であるが故に、刹那が期待した、自分より小さいとかそういうものはない。
「ぷっ・・・まな板」

ティエリアの上半身を見て、刹那がティエリアのように笑った。

ムッキー!!

二人して、裸で頬をつねあう。

「こらこら、裸でなにしてるんだ二人とも!湯冷めするだろう、さっさと服きろ!」
ロックオンが二人を止めにはいると、足を払われてそのばで滑って頭を


ゴン

ロックオンはあの世へ旅立った。
同じく止めに入ったアレルヤは、逞しい筋肉に蹴りをいれられて沈没した。

「フン!」
「フン!」

でも、刹那はちらりとティエリアを見て、落ちていた浴衣をを肩にかけてやった。
「お前は男じゃない。気をつけろ」
「刹那。僕もごめん」
二人して浴衣に着替えると、伸びたロックオンもアレルヤも放置して仲直りの証に、刹那のベッドで一緒に眠りにつく子猫二人であった。

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マイスターズアホギャグ短編