寝巻きをはだけさせて、ティエリアは瞳の光彩を金色にかえたり、石榴色に変えたりしていた。 蒼い人工の光が、静謐とともに静かにティエリアを包み込み、この世界を閉じるようにティエリアを一枚の絵画にしたてあげ、それは本の一ページとなって静かに刻まれる。 眼鏡を外した裸眼は、光に弱い。 ティエリアは少しだけ、蒼い人工のライトを見上げてから、隣にいるロックオンを見た。 「どうした?」 「この蒼い光・・・・目に優しいですね」 「ああ、特注だぜ」 「裸眼でも平気だ」 ロックオンは、はだけていたティエリアの胸の前をもう少しあけると、鎖骨にキスマークを残した。 「あ・・・・」 「俺のものだって証」 にっと笑うロックオンは、蒼い光、まるで月の涙をうけて煌くようにエメラルドの瞳でティエリアを見つめていた。 閉じていく世界と開いていく世界。 時間はゆっくりと過ぎていく。 唇を重ねて、二人は甘い息をつく。 「誘惑してる?こんなかっこ・・・」 「してませんよ」 ティエリアは、石榴色に瞳を戻して、そのままロックオンのベッドに腰掛けると静かに倒れる。 紫紺のサラサラした髪が、ベッドの上を泳いでいる。 綺麗なティエリア。髪の一筋まで、綺麗すぎて。 ロックオンは、ティエリアの額に口付けると、ティエリアの横に同じように倒れこむ。 ロックオンの茶色の髪が、クセのあるままティエリアの紫紺のストレートと混じりあって、一つになる。 「抱いていい?」 「お好きに・・・・」 天使はまるで堕天使のように、ロックオンを惑わせる。 ロックオンは、蒼いライトを消して、暗闇の中光るティエリアの金色の瞳に溺れながら、ティエリアの寝巻きを脱がせていく。 「ああ・・・・ロックオン、愛しています」 「俺もだよ」 二人の愛は、いつでも密やかで。 まるで、子供が思いついた悪戯のように胸が高鳴る。 二人は、シーツに髪を乱したまま、溶けていく。 カチコチと、時計が深夜0時を知らせる音を刻んだ。 ******************************* これもいっちょうCelestite(セレスタイト) 明夜様へ。 あー絵です、はい、絵を。。 文章書きですが絵も描きます、はい。 ちょっと画質が悪すぎた・・・。ゆんたっちティエ。 ゆんたっちクセになるなぁ。 |