R18 ******************** 天蓋のように広がるベッドの天井を見上げる。 もう見慣れた光景。 皇帝ルルーシュとして即位して1ヶ月。ゼロレクイエム慣行まであと少し。 時間はゆっくりと過ぎていく。愛し合う二人を引き裂くかのように。 C.C.は金色の瞳で、ルルーシュを見下ろす。 執務していたルルーシュを寝室にひっぱりこんで、押し倒したC.C.。 「何がしたい。執務の邪魔をして」 「お前が、もうすぐいなくなる」 「それは、計画でもう決めていたことだろう。お前も納得していただろ」 「お前が、いなくなる」 C.C.の頬を、銀色の涙が伝う。 「泣くな」 C.C.にキスをした。 押し倒されていたのを、反対に押し倒す。 「あ・・・」 服の下に手をいれて、胸を触る。優しく撫でるように、二つのふくらみの先端に手を伸ばした。少しつまむと、C.C.はゴシックドレスのスカートの裾をきつく掴んだ。 「ん・・・・・」 「このまま、いいか?」 「いい。こい」 C.C.の黒いゴシックドレスを脱がしていく。ルルーシュは、皇帝の帽子をとると、それを床に放り投げて、皇帝の衣装を脱いでいく。 指を秘所にいれると、C.C.は苦しそうに喘ぐ。 「お前の・・・お前の子が、欲しい」 「また無茶をいう」 「それでも・・・・欲しい。せめて、お前の子がいれば。お前がいなくなったあとの世界でも、私は強く生きれる」 「魔女は、孕むのか?」 「今までたくさんの男と寝てきた。はらんだことはない。それでも願う」 まだ魔女ではなく、愛されるというギアスを所持していたころのC.C.は、本当の愛も偽りに見えていた。 でも、この愛は偽りなんかじゃない。 愛されるというギアスを今もっていても、確信できるだろう。 ゆっくりと熱をC.C.の中に埋め込んでいく。 決して乱暴にはしない。 「あ、あ・・・・ルルーシュ」 C.C.は腕を伸ばしてルルーシュの首にしがみつく。 「愛している。消えないでくれ」 「消えない。まだ、することがある。お前を愛している。いなくなっても」 「いなくなるな」 ガクガクと揺さぶられて、緑の髪がベッドに広がっていく。 まるで草原みたいだ。 一つに溶けることが、こんなに幸せだと思ったことはなかった。肉体関係をもった魔女と魔王。罪で、魔王は粛清される。ゼロレクイエムによって。 「中で、出せ。お前の子が欲しい」 いわれるままに、中ではじけた。 「ああ・・・・私は、幸せだ。今、幸せだ・・・・」 「お前が幸せなら、それでいい。俺はお前に全てを捧げる」 二人はゆっくりとまた重なり合う。 C.C.にルルーシュの子が宿るとは思えないが、求められるままに何度も何度も。 神よ。 どうかいるというのなら、私にルルーシュの子をください。 |