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今日は久しぶりの晴れだ。
ルルーシュはたまった洗濯物を干そうとバルコニーに出た。このアパートを借りてまだ半年。
旅にあきたのと、株で金をもうけるためにこの国に留まっている。
ある程度まとまった金ができあがったら、このアパートを引き払って船にでも乗って、違う大陸に出かけようか。そんなことを考えながら、洗濯物を干していく。
「いい天気だな。布団も干すか」
ルルーシュはベッドルームにいくと、布団と毛布を手にそれをバルコニーに干していく。
「いい加減起きろ、C.C.」
「まだ眠い」
「もう昼を過ぎている」
「お前も寝ればいい」
「お前みたいなぐうたら生活は嫌いだ」
ふふふと、魔女C.C.は小さく笑った。
下着姿のまま、ルルーシュをベッドに押し倒す。ルルーシュはもっていた毛布とベッドの下に落とした。
「何をする」
「つまらん」
ペロリと唇を舐めるC.C.に、ルルーシュは噛み付くようなキスをした。
「ん・・・あ」
豊満ともいえる胸に手を伸ばす。
「あ、あ・・・」
二人はもつれあいながらベッドに倒れこむ。
「なぁ」
「なんだ」
「子供が欲しいんだ。お前の」
「そうか」
ルルーシュは上の服を抜いて、C.C.の膝を割ってC.C.にまた口付けた。
「くれよ。お前の、子供を」
甘い吐息は絡み合っていく。
今日の洗濯は中止、だ。
二人は、子供なんでできるわけないと知りながらも体を重ねあう。一時の愉悦と幸福に浸るために。
「ああ。そうだ、ルルーシュ。私だけを見ろ」
「元から、俺はお前だけしか見ていない」
二人の甘い声は、どこまでもけだるげだった。
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