グプリと、手の戒めを開放されてから、また花弁を割られた。 「あ、あ、あ!」 もう、真那しか見えない。考えることもすべて放棄してしまいそうだ。 平らな胸をなで続ける手。突起に噛み付き、歯形をつけられた。なぜか、胸の先端をいじられていると、男性の花茎が少し反応してしまう。 その先端に爪をたてられて、あっけなく果ててしまう。 「お前の唇も、私のものだ」 「僕は、僕は・・・・あ、真那の、もの・・・・」 「そうだ。私のものだ星嵐」 「ああああっ」 ずり上がる体を制されて、手首を引かれて、星嵐は太ももから愛液と白い真那の出した体液が混ぜこぜになったものを滴らせて、そのまま真那の体の上に体をゆだねる。 「うん、うあっ」 きつく腰をつかまれて、後ろから突き上げられて何度も揺さぶれる。 水色の自慢の長い髪は、シーツと一緒に乱れ、綺麗に結い上げられていたのに、体液にまみれてしまっている。 その長い水色の髪さえ、宙を舞うような激しさ。 「あ、あう・・・・あう」 星嵐は、自分から真那に口付けると、肩のところに思い切り噛み付いた。 「っ」 「僕を、めちゃくちゃにするからぁっ、僕、ああ、もう何がなんだかわかんないよお」 「お前は私だけを見ていればいい」 「うあん」 何度犯されたのか、もう覚えていない。 気づくと、お互い肩で息をしているような有様だった。 寝台のシーツは体液にまみれ、星嵐の髪も二人の体液にまみれてえらいことになっている。 「奥まで犯されたっ」 「いつもだろうが」 「ううん。もう抜いてえっ」 「もう出すものもないがな。まだこのままだ」 「やらぁ」 「愛してるから」 「そうやって、僕を乱すんだからっ」 「乱れているのは、元からだろう」 筋肉の動きで、真那が笑っているのがわかった。 真那をくわえ込んでいるのが、平らである星嵐の下腹部の動きでわかる。真那の男性のものは他の男性より太い。凶器のようだ。 それを秘所に挟んだまま、二人は眠ってしまった。 翌日二人は、二人して筋肉痛をおこした。 セックスで筋肉痛とか、ばかみたいな話だが、なってしまったのだから仕方ない。 真那の嫉妬の感情は大分揺るいだようで、星嵐はほっとした。 彼がその気になれば、冠羅などたやすく攻め滅ぼされてしまうのだから。 「一緒にお風呂はいろ。僕、疲れた」 「さすがに私も疲れた」 二人して、双子の面倒は乳母に任せ、真那にいたっては、執務も後回しして湯浴みをする。 こうやって、事後の後一緒に眠ったり、一緒に湯浴みするのが星嵐は大好きだった。 「だーめ」 平らな胸の突起を弄ぶ、真那の手を叩き落す。 「けちだな」 「十分したでしょ。もうしばらくはやだからね、僕」 「仕方ない」 里帰りはあっけなく終わった。 その次の年には、星嵐は第3子の王子を懐妊することとなる。 END |