世界が終わってもW「OOドラクエ5」







「ところで、これはなんだ?」
ティエリアに渡された防具は「天使のレオタード」
皆が、目線を泳がせている。
「これを、僕に着ろというのか。この、まるで水着のような服を」
「ティエリア。それ、立派な防具だよ」
リジェネがさぁ着替えてと、衣装部屋まで狭い馬車の中に作った。
「あれ、それじゃ不満?それなら、この「ピンクのレオタード」のほうがいいかな?ティエリアの好きなピンク色だよ?」
「その前に、これは女性用の防具だろうに」
「大丈夫、ティエリアなら着れるから!」
「そういう問題では・・・・ない!メラゾーマ!」
ティエリアは、リジェネにメラゾーマを使った。リジェネは焦げながら、それでもにこにこ微笑んでいた。恐るべし、リジェネ。流石LV99。

「じゃあ、これなんてどうだい。魔法のスカート」
ひらひらしたスカートだった。
「君が着ろ」
絶対零度の眼差しとメラゾーマの呪文詠唱がきて、アレルヤは頷いた。
「はひ・・・」
そして、魔法のスカートはアレルヤが着る羽目になった。

「ぎゃはははは!!」
ホイミスライムのライルは笑っていた。
アレルヤにスカートが似合わないことこの上ない。

「これなんてどうだ。水の羽衣
刹那が勧めたのは、水を纏ったような蒼い羽衣だった。
「へぇ。綺麗だね。着てみるよ」

「ブバッ!」
ホイミスライムのライルは鼻血をふいて、自分にベホマを唱えていた。
水の羽衣を着たせいで、全体の服がシースルーになって、踊り子みたいな下着が見えている。
「うわぁ!見るな、見るな!」
ニールがあわてて、ティエリアを背後に隠す。
「刹那・・・グッジョブ!」
リジェネは、ばっちりティエリアのシースルーな服装を見てしまい、精神に9999のダメージをくらったが、美形の鉄則なので鼻血は流さない。
アレルヤは、鼻血の血だまりで倒れていた

「なんだ、こんなもの。見たければ、存分に見るがいい!」
ティエリアはニールをどけると、堂々と腕組をして、立っている。
漢だ。漢だと、誰もが思った。

「これ・・・・アレルヤも着れるみたいだな」
「うわ、まじやめて!」
ホイミスライムのライルが涙を流す。
問答無用で、ティエリアは「水の羽衣」をアレルヤに着させた。

「「「ぎゃあああああ」」」

マッチョなシースルーとむきむきの筋肉に、男たちの悲鳴が続いた。



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