私立ガンダム学園8







「ふっふっふっふっふ少年たち。くるとはいい度胸だな」
ふんどし一丁のグラハム先生VSアレルヤも含めたガンダムマイスターズ。
「少年!今日こそ、いざ愛の儀式を!!」
刹那は遅いかかってくるグラハムを投げ飛ばした。
ライルとニールが、テニスボールをたくさん投げつける。
「痛い、愛が痛い」
アレルヤはサッカー部員なので、グラハム先生に向けて自慢のシュートを決める。
「あああ、愛があああ」
ティエリアとリジェネは、セレブ育ちだ。
何もしないかに見えて、リジェネは鋭い蹴りを鳩尾に決める。
「美少年・・・・V」
「うわ、きも!こっちみた!!」
リジェネが、ティエリアの背後に隠れてガクブル震えた。
「僕のリジェネに何をする!」
ティエリアは大きくそういうと、もうほんとに可哀想なくらいにグラハム先生の股間を蹴り上げ、潰した。
「もう一人の美少年・・・そこは・・・ぐはっ(吐血)」
「やあ、ニール!」
ティエリアが、ニールに抱きつく。
「どうした?」
「グラハム先生の股間、固くなってた。うわああああん、けっちゃった。グラハム菌がついたあああ」

すぐに、高級車の中からメイドたちが現れ、「富士の名水」を持ち出して、ティエリアのグラハムを蹴った足の靴と靴下を脱がすと、高級石鹸で洗い出した。綺麗に両足洗ってから、新しいハイソックスと靴がだされ、足をふいてティエリアをそれをはく。

「ティエリア様、グラハム菌は、完全に排除いたしました」
「ありがとう、メイド長」
ティエリアはにっこりと笑って、ニールの腕に抱きつく。
「毎度毎度・・・ようやる」
ニールは苦笑顔だ。

「あー、そうです。これ、変態です。ティエリアに襲い掛かったんです。連れて行ってください」
リジェネが、携帯で呼び出したガードマンにグラハム先生を連行させる。行き先は交番だ。
襲い掛かったのはむしろティエリアのほうであるが、交番のおまわりさんもこの変態グラハム先生には手を焼いているため、誰も潔白を信じないだろう。


「じゃあ、帰ろうか」
「僕は電車だから。また明日ね〜」
「ばいばい、アレルヤ」
みんなが、別れたアレルヤに手を振る。

「あら、ライル。今から帰り?」
「あ、うん」
隣クラスのライルの彼女アニューが、アレルヤとすれ違った。
「ちゃんと、中間勉強してね?赤点とったら、今月デートなしでつきっきりで家庭教師になるわよ?」
「うわ、それ簡便。ちゃんと頑張るから」
ライルはアニューを抱きしめて、軽くキスを交わす。
「うふふ。愛してるわ、ライル」
「俺もだよ、アニュー」
「じゃあ、また明日ね」
「気をつけて帰るんだぞ、アニュー」
「分かってるわ。ばいばい」
ライルはアニューに手を振る。
そのあまりの甘い雰囲気に、みんな口から砂糖をザラザラたらしていた。

刹那は最近グラハム先生のストーキングが酷くなっているので、ティエリアに言われてライルとニールと同じように、アーデ家とリジェネ家の屋敷の離れに引っ越すことになった。
高級ドイツ車の車を、運転手が開く。
ライルとニールは毎日のことなので、顔色変えずに乗り込む。
「はぁ・・・・」
刹那は貧乏人なので、高級車にびびりながらも乗り込む。
そのまま車はアーデ家とリジェネ家の別宅(といっても相当な屋敷)に入り、皆を下ろした。

「やぁやぁ。君が新しい我が子の刹那君だね。パパのことを、実のパパと思って甘えてください」
「ママのことも、実のお母様と思って結構よ」
「ちょっと、母上、父上!」
リジェネが声をあげるが、双子の両親は刹那をぎゅーっと抱きしめた。
「父上と母上は、こんな人です。刹那、これからよろしく。僕たち、家族だよ」
双子の両親は、ライル、ニール、次にリジェネ、最後にティエリアを抱きしめた。

「家族・・・・」

刹那は、失って久しい優しい微笑を、自然と零していた

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はい。アンケート1位の学生パロ小説。
ギャグでいくしかないでしょ・・・。
10日にかいた1話の続きってかんじで。高校生パロ。グラハム先生はドラマCDと同じ扱いです(もっと酷いか)