「愛してます」 「愛してる」 言葉で伝えることは、なんて簡単なこと。 口にすれば、それは言葉となる。 言霊は言葉に宿るといわれているけれど。 「んく」 ズシリと重い熱に翻弄される。 「ああ、いや、いや」 胸の突起を弄ばれて、ティエリアが首をふる。 柔らかく、胸をもまれる。 「ここ、弱くなった?」 「知らない」 涙をこぼす。 「あっ」 一旦、入り口まで引いていった熱が、再度ティエリアを奥まで引き裂いていく。 ドクドクと、脈うってるのが分かる。 何度も突き上げられて、ティエリアの体が逃げる。 それを引き止めるロックオン。 「あ、また大きくなった」 「ごめんな」 ティエリアの髪をかきあげて、口付ける。 「ふ・・・んあああ」 舌を絡ませあうと、唾液がつーっと滴った。 「ここ、気持ちいい?」 「分からない」 位置口付近を、何度も攻められる。 突き上げられて、ティエリアの体は熱を帯びていく。 一度、ロックオンは果てた。もう今日で三回目になる行為。 何度やってもなれることはない。 白い白磁のような雪のようは肌はピンクに染まっていく。 最奥まで何度も叩きつけるように突き上げられたあと、引き抜かれた。 「ロックオン?」 「ああ」 ずずっと、熱がバックから進入してきた。 「いや、深い・・・」 「感じて?」 「ひっ」 ティエリアの足が痙攣する。 ぐちゃぐちゃになった結合部は、ティエリアの太ももに愛液とロックオンの体液がまじったものを伝わらせる。 「ひあーっ」 ロックオンが、ゆっくりとティエリアから離れる。 ティエリアは、まだ余韻が残ったまま、震えていた。 「いったのはじめて?」 「ん・・・・無性でも、いくの?」 「だってここ・・・」 ぐちゅりと、ロックオンの手が陰部をなで上げる。 指を増やしていく。 「女の子みたいだよ?」 「ああ、だめ、そこだめ」 弱いと分かっている場所を、執拗に攻め立てるとティエリアは泣き出した。 「ロックオンの意地悪!」 「ごめんごめん」 ティエリアを抱き寄せる。 そのまま、二人は抱きしめあって眠りについた。 体を繋げるのはこれが3回目。ティエリアが乱れたのは初めてだ。 最初は指さえも狭く、受け入れなかった器官は今ではロックオンを受け入れるようになった。はじめてのときは血がにじみ出て止まらなくて、ドクター・モレノの世話になった。 無性であるが故に、そういった行為に向かないティエリアを、それでも抱いてしまうロックオン。 愛している。 言葉は簡単。 体を繋げるのも簡単。 でもね、本当の愛は、言葉でも体を繋げても。 本当の愛があるから、愛を囁いてからだの関係をもつ。 そんなものなんだよ、世界は。 |