鼓動(3期)







トクントクンと、刹那の胸の鼓動が聞こえる。
フェルトは刹那に抱きしめられて、刹那の部屋のベッドで眠っていた。
毎日、二人は同じベッドで眠る。

フェルトは目をあけて少し身じろぎする。
そして、刹那の胸に手を当てる。

「フェルト?眠れないのか」
「刹那の鼓動が聞こえるの」
「そうか」
刹那はフェルトの心臓の位置に手を置く。
刹那はフェルトに性的な行為をすることもなく、二人は清いまま交際をしていた。
結婚する日まで、体の関係はなしでいくと二人で決めたのだ。
結婚は来年。教会であげることが決まっている。
「フェルトの胸の鼓動が聞こえる。フェルトって昔から巨乳だよな」
意外なことをいう刹那の頭をはたくフェルト。

二人の指にはペアリングが光っていた。

刹那にまだ抱きしめられて、フェルトは目を閉じる。
刹那が傍にいるだけで、こんなにも安堵する。

二人の結婚式はアザディスタンで、そう刹那の故郷であったクルジスタンの地区ですることになっていた。
今は再建で忙しい中東だが、マリナがいる限り平和は約束されるだろう。

「私、マリナさんに嫉妬してる」
「なぜ?」
「だって、刹那の心にはまだ彼女がいるから」
「今のマリナに対する感情は、そう、母に対するようなものだ。彼女に母を重ねていた」
「刹那・・・・」

「ソランと、呼んでくれないか」
「ソラン」
綺麗な名前だとフェルトは思う。
二人は、クスリと笑いあって、また目を閉じるのだった。

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なんかーいちゃいちゃしか思いつかない。刹フェルって。
ギャグかけないなぁ。