星の砂「星の砂が奏でる音」







18禁注意。
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頬にキスをして、額にキスをして・・・唇にキスをして、首筋に、鎖骨に、胸に。
たくさんのキスの雨を降らす。
星の砂は、メロディーを奏でながらサラサラと零れ落ちていく。
ロックオンがティエリアの髪をかき上げると、それはさらさらと静かに、星の砂のように零れていく。
「綺麗だよ」
「ありがとう」
ティエリアは微笑んだ。そう、もう失ったと思ったあのティエリアの・・・・あどけない、幼い微笑みだった。
もう、二度と手に入らないと思っていたもの。
また、手に入れることができるだろうか。
「上書きする。お前のマスターは俺だ」
「うん」
「でもな」
「でも?」
「マスターといっても、支配するんじゃない」
「支配が、愛じゃないの?」
「確かに、支配する愛もある。でも俺は、お前と一緒に愛し合いたい。分かち合うんだ。体温を共有するように、秘密を共有するように」
「うん・・・・・」
ティエリアの体を開いていく。
男たちに嬲られていた体は、再生治療で元に戻っている。
胸をなめて、先端をつまむと、ティエリアが甘い吐息を零した。
「変な、かんじ」
そのまま、ロックオンは唇を下半身に這わせると、うちももをきつく吸って痕を残すと、秘所に舌を這わせる。
「あっ」
足を閉じようとするティエリアの足をゆっくりと開いて、花弁の中へ中へと舌をいれる。
指を同時にやさしく入れて愛撫する。
「あ、あ、ああああ」
ティエリアの甘い啼き声をきくのは、何ヶ月ぶりだろうか。
「あ、きて・・・」
「まだだ、まだ・・・・」
ロックオンは、舌と指で、ティエリアを責めあげて、ティエリアを先にイかした。
「あ、あう」
痙攣する太ももにキスをする。
「辛い?ここでやめとく?」
「なんだろう。昔も、あなたとこうやって・・・・抱き合っていた、気がする」
「気がするんじゃなくって、実際にこうやって体を重ねていたんだよ」
ロックオンは、どこまでもひたすら優しく、ティエリアの快感だけを求める。
「痛い?」
ロックオンのものを見て、ティエリアが舌を這わせようとする。こんなティエリアは知らない。覚えさせられたのだ。ロックオンは、こんな行為は強制したこはないし、ティエリアもしたことがない。
「しなくていいよ」
「いいの・・・・僕が、したいの」
ロックオンのものを口に含んで、ティエリアは奉仕する。
ロックオンはとめなかった。止めたら、何故とティエリアが泣き出す気がした。実際、とめればティエリアは泣き出すだろう。やっぱり、自分は汚れているのだと。だから、ティエリアにやりたいようにさせた。
「つ・・・・あ」
「あなたのイク顔・・・綺麗」
「お前なぁ」
ペロリと、果てたロックオンの残液を飲み干して。あどけないのに妖艶。それがティエリア。そう、ロックオンの知らないティエリアなら、ロックオンが知ればいい。そして、それも自分色に染め上げてしまえばいい。
ティエリアはロックオンのものなのだから。

「気持ちよかった?」
「ああ」
「良かった。ねぇ、もういい?」
「ん。ああ、もう終わりでいいよ」
「違う。きて。あなたが欲しい。僕を抱いて」
「抱くよ」
ティエリアにたくさんキスをしながら、ゆっくりと体を開いていく。
花弁の中に、秘所にゆっくりと埋め込んでいく。
乱暴に動くことはしない。ただ、ティエリアが感じるように感じるように緩慢に動く。
「あ、あ・・・ロックオン、愛してる。好き・・・・離さないで」
「離さないよ・・・もう、絶対に離さない」
一つに溶けていく。
熱い熱の中で、一つに。

オルゴールの音色は、悲哀からただの音の螺旋に変わっていた。



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