15R注意 ************************************************* ラブホテルなんかに、ロックオンは決していかない。 それは彼のポリシーなのだろうか。ただ快楽を貪りつくすだけのためのホテルを、彼は嫌う。 「では、1025室へどうぞ」 予約もしていなかったけれど、ホテルは部屋がいくつか空いていた。 当然の如く、スィートルームを選ぶロックオン。 この高級ホテルに泊まるのは、刹那の家に休暇で泊まるようになってから何度目だろうか。 夏や冬、その他季節やフリーの時に休暇をとってはよく二人は刹那の家にアレルヤと一緒に泊まることが多かった。 一緒に旅行にその後出かけることも多い。 二人きりになりたい時は、いつもこのホテルを使った。 そういえば、日本という国がこんなに身近になったのもロックオンのお陰かもしれない。 スィートルームに案内されると、ロックオンは下駄をティエリアから脱がすと、コホンと咳払いをした。 「なぁ。俺一回やってみたいことがあるんだ。いいか?」 「はい?僕にできることなら・・・・」 「この・・・・帯をだなぁ・・・・くるくるまわしてだなぁ・・・」 「ロックオン・・・・」 ティエリアも、刹那がみる映画などでその知識はあった。 いわゆる、悪代官が町娘を手篭めにするときによくある「あーれー、おやめくださいまし〜」「よいではないか、よいではないか」がしたいらしいのだ。 ロックオンは恥ずかしそうにしていた。 「あー恥ずかしい!!」 顔を紅くして両手で隠すロックオンがとても可愛く見えて、ティエリアは笑ってしまった。 「いいですよ。しましょうか」 ティエリアは微笑んで、帯を緩めて、その先をロックオンにもたせる。 「おっしゃああ、いくぜえええ!」 なぜか目が耀いているロックオン。 そんなにしたかったのか、お前はとつっこみをいれたくなったが、我慢することにした。 「よいではないか、よいではないか!!」 「あーれー・・・・れ?」 帯がくるくる回ると一緒に、ティエリアもくるくる回ったのだが、途中で足の踵の痛みに気をとられて体が斜めに傾いだ。 「あぶねぇ!!」 「あっ」 とさっと、ロックオンに受け止められた。 帯はそのまま床に落ちる。 「いたっ」 「大丈夫か?」 「あ、はい・・・・」 「腫れてるな・・・・」 ロックオンが心配そうにティエリアの踵を見る。 「あの、直に治りますから!」 ティエリアの怪我の自然治癒速度は驚異的に高い。 明日にでももう治っているだろう。 「きゃっ」 ロックオンは、ティエリアをベッドに下ろしたかと思うと、その足首をつかんで踵の傷をペロリと舐めたのだ。 「や」 「いや?」 「やっ」 踵から、つま先までをなで上げ、そして舌で愛撫された。 ビクンと、ティエリアの体が震える。 着物を完全に脱がされることなく、そのまま前を大きくあけられて、ロックオンの手が平に近い胸を撫で上げる。 「んっ・・・く」 びくんと、またティエリアの体が震える。 「怖い?」 「あ・・・・怖く、ないです」 胸の尖りを口に含まれてそのまま転がされると、声が大きくもれた。 「ああっ」 「大丈夫?」 「うん・・・・」 ぎゅっとシーツを掴む手を、ティエリアはロックオンの着物の背中に回した。 かりっと耳をかじられる。熱い舌が耳の舐め、形を確かめるようにロックオンの唇が動く。 「あっ、耳はだめっ」 「あいかわず耳弱いなぁ」 「あなたがっ、あなたのせい・・・・んっ」 着物の下を割られ、赤い下帯がも分けられて、手が白い痙攣する太ももを撫で上げる。 「あっ」 「濡れてるな・・・・大丈夫?」 「んう」 下着ごしに、秘所をなでられて、ティエリアは喉を鳴らした。 「んっ・・・キス、して」 ロックオンは無言で甘いキスを何度もしてくれる。 するすると、白い足をかいくぐって、ロックオンがティエリアの水玉模様のかわいらしい下着を脱がす。 「やぁ」 くすぶるように、指が秘所を撫でる。 「脱ぐ?」 「んっ・・・このままでも、いいから・・・・」 「分かった」 そのまま、ロックオンは秘所に指をつぷりとつきたてる。 「あうっ」 ティエリアは、ロックオンの肩に噛み付いた。 「きついな・・・・」 「んなの・・・・ずっと、してないからっ・・・・」 ロックオンは、ティエリアの踵の傷に口付けすると、そのまま白い足を掴んで、秘所に舌を這わした。 「きゃうっ」 「よくならさないと」 「うう・・・」 シーツを掴むティエリアの足が泳ぐ。 前立腺と繋がる秘所の入り口付近を舌でねじりあげると、びくんと大きくティエリアの体が痙攣した。 「あーー」 ロックオンは、舌をぬいて指を数本その場所にあてると、何度も抉るように動かした。 「やあああああ!!!」 びくんびくん。 何度か痙攣したティエリアの体。細い肢体は、白い肌を上気させている。 呼吸が荒い。 「愛してる」 「あ・・・・」 飲み込みきれない唾液が、ティエリアの顎を伝う。それを糸をひかせながら舐めあげて、ロックオンは着物を脱いで、ティエリアの着物も脱がせた。 NEXT |