CDドラマ3の設定を基本としています。+自分設定。パロギャグ。 *************************************** 「おはよう」 「あ、ボスおはよう」 「おはよう。機嫌がいいな、刹那」 「ああ。ハム仮面ことブシ仮面の変態グラハム・エーカーが去ってくれたからな」 刹那は、ボスであるティエリアに手を振る。 ここはちょり〜す警察署。 24時間、ひきりなりに事件が舞い込む忙しい警察署だ。 主な構成メンバーを紹介しよう。 ボスである警察署長のティエリア。 狙い撃ちの異名をもつ、スナイパーの警察官ロックオン。 スナイパーと呼ばれる、暗殺が本来は専門である警察官のライル。 ちょり〜すとあだ名のある、警察官の刹那。 KY(空気読めない)という立派なあだなのある、警察官のアレルヤ。 ボス命の、とにかくティエリアが大好きな警察官リジェネ。 お茶組係りのミレイナ。 が、基本的な構成員である。 あとは、特別捜査官の変態ブシ仮面グラハム・エーカー。 警察副所長のイアン。 名警察官のビリー。 女性警察官のフェルト。 などなど。 とにかく濃いメンバーで構成された警察署である。その名もちょり〜す警察署。名前からバカにしている。それでも一応みんな警察官らしい。 「ミレイナ、お茶を入れてくれないか」 「はいですぅ」 ミレイナがティエリアの元に熱すぎるお茶を持っていく。 「あ、俺にもお願い」 「僕にも」 「俺にも頼むちょり〜す!・・・・・じゃない、ちょりーっすっていうな俺!」 ロックオンからも、アレルヤからもお茶をくれとミレイナは依頼されて、ミレイナは緑茶を入れる。 刹那はさっきからちょり〜すとかいって混乱している。 「しっかりしろ、刹那」 「ティエリア・・・・ちょりーっす・・・このちょりーっすってなんとかならないか?」 「植えつけられた擬似人格がまだ抜け切っていないようだ。そのうちなんとかなるだろう。まぁ面白いので、そのままちょりーすと言っていればいい」 「ちょりーっす!!・・・・・ちょりーっす!!」 刹那は涙を流しながらちょりーすを連発する。 バァン! 書類を持って移動していたライルが、いきなり開いたドアに挟まれてペシャンコになって、ヒラヒラと書類と一緒に床に落ちた。 「ティエリア!」 「リジェネ。早いね。もう取り調べは済んだのかい?」 「うん。もうすんだよ」 リジェネは笑顔でボスであるティエリアに抱きつく。 二人は双子だ。ティエリアは上官にあたるが、リジェネはそんなことおかまいなしだった。 このちょり〜す警察署に上下関係はほぼ皆無に等しい。 「こ、この、リジェネ、お前いきなりドア開けて入ってくるな!ノックくらいしろ!」 ヒラヒラになっていたライルが、元に戻ってリジェネに怒鳴るが、リジェネは舌を出して彼をからかう。 「はん、知ったこっちゃないよ」 「まぁまぁ、ライルもリジェネも、仲良くな?」 ライルの双子の兄であるロックオンが、ライルをなだめる。右手にはお茶をもっている。ずずーっとそれを飲んでから、一息つく。 「今日も平和だね」 アレルヤが、窓の外から太陽を見上げながら、笑った。 「あ、いたのか、お前」 とロックオンがアレルヤを見る。声で、はじめてその存在に気づいたようだった。 「いたんだ」 ライルも、兄と同じようだった。 「いたのか」 とは刹那。 「へぇ、君いたんだ、気づかなかったよ」 リジェネはティエリアにべったりと抱きついたまま。 「ああ・・・・・気づかなかった」 ボスであり、皆のことを気にかけるティエリアでさえも、アレルヤの存在に気づいていなかったようだ。 「ひど!!あいからず、僕の扱い酷い!!!」 アレルヤは、泣きながら飛び出していった。 NEXT |