フンドシをはいたグラハムは、変なブシ仮面をつけてじりじりと刹那との間合いをつめる。 刹那は片手にはダイナマイト、もう片手には拳銃をもっている。 「刹那、あまりビルを破壊しないように」 「了解」 刹那が跳躍する。 それにあわせて、グラハムを跳躍する。 刹那はダイナマイトも拳銃も放り出して、ビームサーベルを手にグラハムに切りかかる。それを、グラハムもまたビームサーベルを手に受け止めた。 もともと、対アロウズ用に生み出されたガンダムの兵器の一種であるビームサーベルは、改良され人でも扱うことができるようになった。ちょり〜す警察署の警察官には皆配布されている。 刹那は、とにかく接近戦を好む変わったタイプの捜査官だ。 「少年よ!観念して私の愛を受け取れ!」 「刹那・F・セイエイ。変態を駆逐する!」 ビイイィィィン。 刹那は、もう片方にもビームサーベルを取り出す。二刀流だ。 流石の変態ブシ仮面も、苦戦する。 ビタン! 刹那の顔に、何かが張り付いた。 「あ、それは1週間はきつづけた私のビキニ!」 ぷ〜ん。 臭ってくる悪臭に、刹那が意識を飛ばす。 「刹那!」 ティエリアが、グラハムの顎を蹴り上げた。 「美少年・・・・ジェラシー?はぁはぁ・・・・・」 ティエリアは無性であって、美少年というわけではない。どちらかというと、カテゴリ的には美少女だ。それでも無性はグラハムの中では美少年であるらしい。 「少年も美少年も、いざ夢の快楽の世界へ!」 「ティエリアあああ!!」 リジェネが叫ぶ。 ロックオンがグラハムを蜂の巣にした。血をいっぱい滴らせながらも、それでもグラハムは二人に近づく。 ティエリアは、意識を失った刹那を庇いながら、必殺技を繰り出した。 「刹那の下着だ!」 黒いボクサーパンツを、グラハムに投げつける。 グラハムはそれを口で受け取った。 「スーハースーハー。はぁはぁはぁはぁ。なんとかぐわしい匂い。おお、私のあれがにょっきりと力強く脈うっている!!・・・」 ティエリアが投げたボクサーパンツは未使用のものだ。ティエリアは刹那の親友である。誰が、グラハムなどの毒牙に親友をかけるものか。ティエリアにだって守るものはある。 ロックオン、刹那、リジェネ、他のみんな・・・・それからおまけでライルとアレルヤ。 ふんどしごしでも分かるグラハムの股間を見て、テェイリアは綺麗な飛び蹴りを彼の股間に決めた。 「あはん!」 グラハム特殊捜査官はくねくねした。 リジェネとタッチして交代。 リジェネは、バットを取り出してグラハムの股間を打った。 「ああああん、しびれるぞ美少年、しびれて、つかいものにならなく・・・・」 「そんな汚いもの、使い物にならなくなったほうが世界のためだよ!」 NEXT |