ちょり〜す警察署24時4







フンドシをはいたグラハムは、変なブシ仮面をつけてじりじりと刹那との間合いをつめる。
刹那は片手にはダイナマイト、もう片手には拳銃をもっている。
「刹那、あまりビルを破壊しないように」
「了解」
刹那が跳躍する。
それにあわせて、グラハムを跳躍する。
刹那はダイナマイトも拳銃も放り出して、ビームサーベルを手にグラハムに切りかかる。それを、グラハムもまたビームサーベルを手に受け止めた。
もともと、対アロウズ用に生み出されたガンダムの兵器の一種であるビームサーベルは、改良され人でも扱うことができるようになった。ちょり〜す警察署の警察官には皆配布されている。
刹那は、とにかく接近戦を好む変わったタイプの捜査官だ。
「少年よ!観念して私の愛を受け取れ!」
「刹那・F・セイエイ。変態を駆逐する!」
ビイイィィィン。
刹那は、もう片方にもビームサーベルを取り出す。二刀流だ。
流石の変態ブシ仮面も、苦戦する。

ビタン!
刹那の顔に、何かが張り付いた。
「あ、それは1週間はきつづけた私のビキニ!」
ぷ〜ん。
臭ってくる悪臭に、刹那が意識を飛ばす
「刹那!」
ティエリアが、グラハムの顎を蹴り上げた。
「美少年・・・・ジェラシー?はぁはぁ・・・・・
ティエリアは無性であって、美少年というわけではない。どちらかというと、カテゴリ的には美少女だ。それでも無性はグラハムの中では美少年であるらしい。
「少年も美少年も、いざ夢の快楽の世界へ!」
「ティエリアあああ!!」
リジェネが叫ぶ。
ロックオンがグラハムを蜂の巣にした。血をいっぱい滴らせながらも、それでもグラハムは二人に近づく。
ティエリアは、意識を失った刹那を庇いながら、必殺技を繰り出した。
「刹那の下着だ!」
黒いボクサーパンツを、グラハムに投げつける。
グラハムはそれを口で受け取った。
「スーハースーハー。はぁはぁはぁはぁ。なんとかぐわしい匂い。おお、私のあれがにょっきりと力強く脈うっている!!・・・」
ティエリアが投げたボクサーパンツは未使用のものだ。ティエリアは刹那の親友である。誰が、グラハムなどの毒牙に親友をかけるものか。ティエリアにだって守るものはある。
ロックオン、刹那、リジェネ、他のみんな・・・・それからおまけでライルとアレルヤ

ふんどしごしでも分かるグラハムの股間を見て、テェイリアは綺麗な飛び蹴りを彼の股間に決めた。
「あはん!」
グラハム特殊捜査官はくねくねした。
リジェネとタッチして交代。
リジェネは、バットを取り出してグラハムの股間を打った。
「ああああん、しびれるぞ美少年、しびれて、つかいものにならなく・・・・」
「そんな汚いもの、使い物にならなくなったほうが世界のためだよ!」



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