ちょり〜す警察署24時5







「刹那を頼む!」
「ああ、任せろ」
ロックオンは刹那を受け取って、変態グラハムの手の届かない場所に移動する。
ティエリアとリジェネは、凄まじい連携プレーでグラハムにダメージを与えていく。

「はぁはぁ。萌える、萌えるぞおおお」

グラハムは、フルチンでティエリアとリジェネを追いかけだした。
流石のティエリアとリジェネも、悲鳴をあげて逃げ出す。

カッ。

刹那が覚醒する。瞳が金色に光っていた。
「大丈夫か、刹那」
「・・・・・・・・・・・駆逐する。世界から駆逐する」
手榴弾をとりだして、ピンと栓を抜く。
「おい、逃げろ!!」
ロックオンが、ライルとアレルヤを誘導する。
ティエリアとリジェネも、ロックオンの切羽詰った声に気づいて、隣のビルの屋上に飛び移る。白と黒のケープが風に翻る。

ドッカーン!!

凄まじい音をたてて、ビルの屋上は粉々になった。
「あへ・・・あへ」
グラハムも目を回している。
これだけの攻撃を受けてまだ生きているとは、流石にゴキブリ並みにしぶとい変態なことだけはある
そう、グラハム特殊捜査官は、その生命力の高さだけで警官になったのだ。
誰にも解除できない爆弾をかかえて一緒に爆発したりが、彼の日常。

「くくく・・・・アレルヤ、奴の下の毛を剃れ
「ええ!?」
いきなり刹那から命令を受けて、アレルヤは戸惑う。
「俺の命令が聞けないのか?」
今の刹那は危険だ。金色に目が光ると凶暴性がます。
アレルヤはただの草食動物。逆らえない。

ジョリジョリ。
アレルヤは、本当にグラハムの下の毛を剃った。


「刹那!僕の瞳を見て!」
ティエリアが、ぐいと刹那の顔を両手で挟み、じっと瞳をのぞきこむ。
ティエリアの瞳も金色に耀いていた。同調するように瞳がシンクロした後、二人とも元の色に戻る。
刹那が暴走すると、止めるのはボスであるティエリアの役目でもあった。

「刹那、剃ったけど・・・」
「は?何をだ」
「えと、グラハム特殊捜査官の陰毛」
「お前、変態だったのか!近づくなああああ」
「ちょ、刹那が命令したんじゃないいいい」
「変態は駆逐する!」
ダイナマイトを取り出す刹那。それをアレルヤに向けて投げる。

ドッカーン。
アレルヤは見事にふきとんでいった。
「ナムナム」
ライルが手を合わせる。




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