血と聖水外伝「ティエリアとロックオンの出会い」9







18禁
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ティエリアは一度意識を失った。ずっとティエリアを見つめていたロックオンは、ティエリアにキスをする。
ティエリアが目をあけた。
ゆっくりと膨張していく内部の熱を感じて、ティエリアは絡み合った舌に銀の糸をひかせあい、またロックオンと唇を重ねる。
「は・・・・あ・・・・・あなたに、支配されていく」
「愛している」

ズプっと、音がなった。
奥に動いたロックオンに、ティエリアはシーツを掴んだ。
「あ、あ、いや、いや、動かないで!!」
狭い内部に圧迫されて、ロックオンも苦しい。
「ごめん、無理!!」
「ひあああああ!!」
楔をうちこみながら、ロックオンはティエリアの体を揺する。
「うわあああ!!」
ティエリアの首筋に、ロックオンは噛み付いて吸血した。
SEXと同時の吸血は最高の麻薬。おまけに阿片まで飲まされている。
意識が、意識が次第に崩壊していく。
阿片と媚薬が体にまわり、ティエリアはうずく内部に涙を零す。

「うー、うーー!!」
ロックオンの肩に噛み付くティエリア。
なるべく優しくしたかったが、秘所は血を流している。ヴァンパイアとしての猛り狂う凶暴と、ロックオンは紙一重でティエリアを抱いていた。

犯して犯して壊したい。
ぐちゃぐちゃに壊してしまいたい。誰のものにもならないように、粉々に。

愛しい。愛しい。愛したい。
支配して、俺だけのものに。俺だけの、愛する存在。

反比例した感情。
ティエリアが女であれば、もっと優しくできただろう。
しかも、相手は女性ではなく中性。
濡れることさえ大変な相手。
その秘所を、思う様いたぶるように何度も突き上げる。
「い、うん、あ、あ、・・・・・・・・はぁ!!」
ティエリアの上半身が仰け反る。もう何度目になるか分からない、ティエリアの足が痙攣してシーツの上を泳ぐ。
綺麗に背中が弓反りにしなる。
「だめ、だめなの、ああああ」
一つに溶けあう熱を感じながら、ティエリアは啼く。
「うあ、うあああああ、あ、あう」
もう5回目になるロックオンの精が、ティエリアの中で弾ける。
「ああ・・・・支配される・・・あなただけのものに、堕ちていく・・・・ううん!!」

ふとももは、ヴァージンの血とロックオンの体液でぐちゃぐちゃになった液体が流れ出ている。
じゅぴじゅぷと結合部から水音がする。
ロックオンは、ついにはティエリアの後ろも犯した。
「いやああ、だめ、そこは、だめなのおおお」
後ろから犯され、揺さぶられながら、ティエリアは首を振る。
「あ、あああう」
前立腺を刺激されて、ティエリアは啼く。
前も後ろも犯された。
もう、ぐちゃぐちゃだ。
「あーいあー!!」
後ろを犯されながら、ティエリアはシーツを掴む。
ズンと奥まで貫かれて、だんだんと意識が薄くなっていく。
阿片が体中にきいて、ふわふわする。
「愛して・・・る?」
「愛してる」
口の中にいれられたロックオンの指を舐めてから、ロックオンはティエリアとまた唇を重ねる。
「支配する。お前は、俺のものだ。愛している。永遠に。血族にする」
「ああ・・・・僕は、あなたのものだ。あなただけのもの・・・・」

「く・・・・」
ティエリアが、伸びた牙でロックオンに吸血する。
ロックオンも阿片を飲んでいた。
もう限界が近い。

ズズズと、ティエリアの内側を、内臓を押し上げるように進入する。
ロックオンは、泣いていた。
ティエリアも泣いていた。
「ひ・・・・ひあー!!」
「うう・・・・」

お互いに、何度も舌を絡ませながら、その次に吸血して意識を完全に途絶えさせた。



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