R18 ************** 「ん・・・・」 舌を絡めあって、どちらが上か下かも分からないくらいにもつれ合う。 「は・・・・」 平らな胸を撫でられ、そのまま下着を脱がされた。 ダブルベッドに広がる、長い明るい茶色の髪を夜流が撫でる。 それさえも感じそうになるくらい、敏感になっていた。 「俺の心臓・・・ドキドキいってるだろ」 「うん」 心臓の場所に手をあてて、それから胸の先端に噛み付かれた。 「いっ。ナイト、痛い」 涙を浮かべるあきらの涙を舌で舐めとって、夜流もガウンを脱いだ。均整のとれた肉体が露になるけれど、あきらは目をそらした。 どんなに自分が望んでも、手に入れられないものを夜流はもっている。 ひくん。 あきらの体が震える。 あきらのものを包み込む夜流の手が、根元をしめあげる。 「やあ!」 ガウンの紐で、戒めるように結ばれた。 「いやー、いやーー!!」 そのまま扱われて、欲望を吐き出したい衝動にかられるけれど、しめつけられた力が強くてかなわない。 「いやっ、いかせて」 「だめ。1回だけなんだろ?じゃ、あきらも1回な」 「な・・・・うあああ」 すでに用意していた潤滑液で濡らされた夜流の指が、あきらの内部に浸入し、そのまま前立腺を刺激して、根元まで3本突き入れられて、ぐちゃりと耳に水音が聞こえた。 「あきらの中、いつでも狭いな」 「いやあっ」 ひくんと足が泳ぎ、痙攣する。 蕾から指が抜きされる感触さえ、気が狂いそうになる。 次の瞬間には、指とは比べ物にない質量のものがあきらを貫いていた。 「ああああ!!」 びくんと、シーツを掴むあきらの手。 そのまま、うつぶせにされて、ぐりっと内部を抉られる。 「ああ、うああああ!!」 シーツに広がっていた髪が、乱暴な動きに合わせて宙を舞う。まるで、茶色の海だ。 揺さぶられ、何度も律動されて、あきらは戒めている前の紐をとろうとするけど、その手を夜流がもう一つのガウンの紐で縛り上げた。 「いやああ、ああ、うあああ!!」 ぎりっとシーツを噛み締める。 「いかせない。1回だろ?お互い1回きり」 「いやああ、解いてええ!いかせてぇえ!」 「だめー」 あきらは執拗にあきらの前をいじり続ける。 そして、何度もあきらを貫き、揺さぶった。 「うあああ!!」 両足を持ち上げられ、そのままズンと奥まで肉のナイフが入ってくる。 「あああ、あ・・・・・く」 びくんと全身が痙攣する。 オーガズムでいきそうになるあきらを察して、夜流は汗を全身に浮かばれながら、あきらの中から抜き去った。 「な、んで!いやだ!」 「1回きり、だろ?じゃあいくのも1回だけな」 「あああ、やだああ」 また貫かれる。 グチャ、ズッ、ズッという音が聞こえる。 「うあー、頭おかしくなるっ」 「真っ白になってきた?」 コクコクとあきらが頷く。 夜流は、動きを早め、あきらの前立腺ばかりを突き上げて、それから互いに舌を絡めあう。 「ああ・・・いかせてぇ・・・・あああ・・・・・」 じんわりと中に広がってくる熱を、あきらは感じていた。 夜流は、あきらの頭を撫でると、あきらの内部にまでつきあげて全部の欲望を吐き出して、あきらの前を手で扱い続け、先端に指を食い込ませ、そして紐をとりはらった。 「うあ・・・・・うあーーーー!!」 真っ白な波に、雷が落ちたような衝撃。 ゆるやかな快感だけに見たされていた場所に、突然穴ができた。 「ああ、あ・・・・・・う、あ」 全身を痙攣させて、あきらは激しいオーガズムと一緒に、一度だけ男として透明な蜜を吐き出していくと、そのまま長い終わらないオーガズムに支配されて、目を閉じた。 足がガクガク笑ってる。 これ、はじめて、高校生の頃、そう電車にチカンにあって、ナイトの手でいかされた時の衝撃とその凄まじい快感に似てる。 「・・・・・・ナイト・・・・終わらない・・・・白い波が、終わらないよっ」 真っ白になって、足から崩れていきそうだ。 「ん・・・・」 やっとオーガズムの長い快楽が過ぎ去って、余韻に浸る。 「長い1回だったな」 「・・・・・・・・・・・・死ね。明日、殺すぅ」 涙をたくさん浮かべて、あきらは瞳を開ける。 目の前に、夜流の瞳があった。 交差しあう視線。 二人は、目を閉じて、そのまま眠った。 NEXT |