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「ごめん、眼帯とかない?右目おかしい。光ないし、カッシーニャが真紅だっていってたし」
「ああ、今持ってくる」
部屋の奥から、ユリシャは黒い簡素な眼帯をもってくると、レンカの右目をそれで隠した。もともとは視力調整の時に使うのだが、黒いベルトでとめるような形であったが、レンカの白すぎる色素の美貌には黒が似合うだろうと思った。つけると、その通りだった。
どこか背徳的な香りがする。
「ン・・・う」
顎を上向けにされて、レンカはユリシャから口付けされる。
「ちょ、さかんなよ!こっちは鞭うたれてくたくたなんだから!」
「傷は一応、回復したんだろう?」
「ちょっと痕のこってるけどー」
「見せろ」
レンカはすぐに裸にされた。
もう慣れたのでそのまま、ふわふわの皇帝の寝台にねっころがった。
「手に、縄のあとがあるな。あとは背中に傷が。ヒーリング」
ぽうっと、ユリシャの手から淡い翠の光が広がり、レンカの体の傷を癒す。それから浄化の魔法でベッドにまで染みをつくった血を綺麗にすると、ユリシャは服を抜き捨てた。
ギシリと、小さくベッドが傾く。
「なんだよ。するわけ?」
「いやか?」
「勝手にすれば。でもカレナどうにかしてくれよ」
「すでにした。囚人と同じ牢屋に入れておいた。それと鞭打ち200回の刑に処した」
「あいー!?」
「不衛生な環境にたえれないだろうな。あの女にふさわしい罰だ」
「うわー。なんかちょっとだけかわいそう」
「私のレンカを傷つけた罰だ」
ベロリと、まだ僅かに残っていた手首の傷を舐められて、ゾクリとした。
「ん・・・く」
口の中に指を突き入れられ、それに舌を這わせる。
「や、っ」
透明なジュルを取り出して、それを蕾におしこむように指を動かされてレンカは、手を伸ばす。揺れるユリシャの蒼銀の髪を掴んだ。
ぐちゃぐちゃにすでに、内部はかき回されていた。
そこに舌が入り込んでくる。
「ん、く。ああああ!!!」
クプっと、粘膜を直接舐められて、全身がひきつったようにしなる。
「あっ」
グラリと体が傾ぐ。ユリシャにしがみついて、レンカは目を閉じる。
「うあああ」
与えられる刺激に、体がはねる。白い髪がシーツに広がって、まるでシーツと同化したように見えるが、オレンジのメッシュがそれは違うのだと否定を零す。
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