レンカ、寵姫たちに囲まれる







R18
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レンカの体中に、貴族の男はキスの痕を残す。

「や、って、あ、あ!!!」

レンカは自分のものを口に含まれて、熱さに身を捩る。

「ふあっ」

「レンカ姫の蜜は味がしないな。サラサラだ」

「ユリ、シャ」

レンカは、瞳を真紅に一瞬変えてから、天井に向かって手を伸ばした。

「そこまでだ」

その場にいた全員が凍えついた。なんと、クローディア姫の部屋にユリシャがやってきたのだ。そして、レンカの肉体を貪る下級貴族を、ユリシャは顔色一つ変えず、神剣レイシャで切り殺した。

「クローディア、イヴァル。どういうことだ、これは」

「へ、陛下!!れ、レンカが男を連れ込んだのです!あろうことか後宮に」

平伏して、氷のように冷たい皇帝を恐れる二人は、なんとか誤魔化そうと必死であった。

「ユリシャぁ!たすけ、て」

レンカのその一言で、レンカが男を連れこんだという言葉は打ち砕かれた。

「証拠がないため、お前たちを罰することはできないが。自分の身分を弁えろ。寵姫であろうとも、私の怒りをかえばどうなるか知っているな?」

「はい」

「はい・・・・」

冷たく言い渡され、ユリシャはベッドからレンカを抱き上げると、衣装を直して、そのままユリシャの寝室に連れ去った。

「あ、あ」

カッシーニャがユリシャの部屋に現れたのだ。愛する者を守りたいならな、後宮のクローディア姫の部屋を今すぐ訪れよと。その言葉通りにしてよかった。たとえ、レンカが他の男に抱かれても、ユリシャは罰する気はなかったが、それでは他の後宮の姫たちが納得いかないだろう。

姦通罪は、殺人よりも、後宮に暮らす者にとっては重い罪となる。

「うあっ」

「すまない、レンカ」

「あ、ユリシャ」

ユリシャに抱きついて、レンカは仰け反った。すぐに潤滑液を取り出して、レンカの蕾をならすと、そのままレンカの体を開いていく。

「あ、あ・・・や、もっ、熱い、やだぁぁぁあ」

そのまま奥までゆっくりと突き入れて、意識が朦朧としているレンカの媚薬効果の熱だけを取り除くようにゆっくり動いて、レンカを揺さぶった。

「あ、あ、ユリ、シャ」

ユリシャは、知らない男につけられたレンカの痕をなぞるように痕を残していく。

「お前は、私のものだ、レンカ」

「うあっ」

ひくんとレンカが仰け反った。

レンカの前立腺ばかりを刺激して、レンカを先にいかせるが、レンカはまた背をしならせる。

「や、らぁ!いくのが、とまらない!」

「レンカ。愛している」

レンカの体の奥に精液を放つが、まだレンカは痙攣していた。

「あ、あ、またくる。あ、真っ白に――ユリシャ、怖いよ」

「ここにいる、レンカ」

レンカを抱き締めて、ユリシャはレンカが落ち着くまでそうしていた。

 




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