18R 今日はユリシャはこないものだとばかり思って、星のルクレツィアを呼び出して、会話をしていた。 「白きメシア。我が王」 「ん?」 唇を重ねられて、レンカはそれでもルクレツィアの瞳が見たくて、気にしなかった。 「我が王は、何ゆえ白い色を持つ?」 「知らない。元々茶色の髪にグレーの瞳だったのに、この世界にきたら白髪にオレンジのメッシュ、瞳が銀になっていた」 「左目は・・・カッシーニャの名残か。真紅が混ざっている」 「あー、うん。俺怒ったりすると、目の色が変わるんだ。なんでだろ?」 「カシーニャが生まれながらに宿っていたからだろう」 「あー。そういえば、子供の頃からずっと一緒に、意識の下にいたなぁ」 ルクレツィアは、レンカの上半身に唇を這わす。 「ちょ、この体勢やばくない?」 「我は王、あなたが欲しい」 「いや、俺ものじゃないから!!」 レンカが胸元を肌蹴られていた和服で隠すと、ルクレツィアは笑った。 「消えるとしよう。殺されそうだ」 「え?」 部屋の奥のベッドにいたのだが、いつの間にか入り口にユリシャが佇んでいた。 「ユリシャ、いや、これは違うから!!」 ぶんぶんと首を振って、誤解だというレンカを、ユリシャは床に押し倒した。 「つう」 「お前は私の寵姫。私以外の男に肌を触らせることは許さない」 「んう」 唇を奪われて、そのまま舌が浸入してくる。 「あっ」 和服の下を膝で割られて、そのまま指が突き入れられた。 「い、たい!」 ギチリと音を立てて、食いちぎりそうに狭いそこに、無理矢理指を突き入れる。 「や、誤解。ユリ、シャァ」 潤んだ瞳から流れる涙を吸い取って、潤滑液のボトルを手に取る。 「ルクレツィアか。油断のならぬ―――」 「え?」 すでに、レンカには届いていない。 「ああっ!」 泳ぐ足を肩に抱えて、そのまま床の上でレンカの体を開く。 「やあっ」 「もう何度も私を飲み込んだろう、ここは」 「あ、あああ」 強弱をつけるように動かされて、ことさら前立腺を刺激する場所を何度も抉られて、レンカは透明な蜜を何度も吐き出した。 「うあ・・・あ、ユリ、シャ!」 唇を無意識に舐めるレンカに煽られて、そのまま再奥まで突きあげて、何度も揺すった。 「ああっ!ひっ!」 白い髪がレンカとユリシャの視界を占領する。 一度引き抜いて、細い両足を抱えて中の粘膜に、精液をぶちまける。 「や、だぁ!」 首を振るレンカをベッドの上に放り投げてから、ユリシャは自分も衣服を脱いだ。 ズククク、ヌプ、クプププ。 奥まで飲み込む度に、卑猥な音がする。 「あ、あ!!」 グチリと、音がなった場所から揺さぶられる。 「あ―――」 一度目のオーガズム。 白い海を漂っているレンカを抱き起こして、騎乗位になると、レンカを下から何度も突き上げた。 「あ、あ、あ!」 白い髪が宙を舞う。 一度抜き去ると、ユリシャは水色の瞳を細める。 「自分で入れてみなさい」 「この・・・エロ!」 でも、レンカは言われた通りに自分で自分の蕾を開き、そそり立ったユリシャの欲望を宛がうと、一気に身を沈めた。 「うう・・・あ、あ」 くんと手を引かれて、グプププと音を立てて深い場所まで飲み込む。 「や、深い」 「だから、いいのだろう?」 「あ!」 唇を、またレンカは舌で舐める。その行為が、どれだけユリシャを煽っているのかも知らずに。妖艶なレンカ。 「ふあ・・・あ、いく」 レンカの緩やかに立ち上がったものに手をかけて、先端をグリグリと弄っていると、レンカはユリシャの手の中に熱い透明な蜜を放つ。それを舐めて、ユリシャはレンカにキスした。 「あ?」 「お前のものだ。味がしないだろう」 「うう、うああ」 舌を絡めあいながら、激しく乱れる。下からの突き上げは揺るやかで、時に激しく、レンカを追い立てるように動く。 「あーー!!またいく」 「何度でもいけ」 「や、だあああ!!」 首を振るレンカを押し倒す。抉る角度が変わる。 ジュプ、グチュチュ。 「ふあっ、やあああ」 「いやではないだろう?」 ユリシャはレンカを全身の筋肉を使って押し開いては、戻り、また中を何度も押し開く。 「あ、あ!」 唇を舐めるレンカの舌に舌を絡めて、ユリシャはまた欲望をレンカに注ぐと、またレンカを揺すった。 「く!」 コプリと、精液が多いユリシャの体液が溢れ出すのも構わずに、全身にキスマークを残して揺さぶり続ける。レンカの白い髪は、ユリシャの欲望が満たされるまで、宙を何度も何度も犯されるレンカ自身のように舞い続けた。 NEXT |