レンカ、星の光を見る







18R
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今日はユリシャはこないものだとばかり思って、星のルクレツィアを呼び出して、会話をしていた。
ルクレツィアは、人型をとった。てっきり、名前からして女性だろうと思っていたけれど、ルクレツィアは、褐色の肌に、金髪、それに黒い金環食の瞳を持つ美しい男性だった。
瞳は金環食なので、黒に見えるが、よく見ると黒の瞳の縁が金色だ。だから、金環食。コロナのように色を変える金色の瞳の端に、レンカは釘付けになった。

「白きメシア。我が王」

「ん?」

唇を重ねられて、レンカはそれでもルクレツィアの瞳が見たくて、気にしなかった。
衣服に手をかけられる。そのまま、鎖骨に手を這わせて、ルクレツィアは瞳を閉じた。

「我が王は、何ゆえ白い色を持つ?」

「知らない。元々茶色の髪にグレーの瞳だったのに、この世界にきたら白髪にオレンジのメッシュ、瞳が銀になっていた」

「左目は・・・カッシーニャの名残か。真紅が混ざっている」

「あー、うん。俺怒ったりすると、目の色が変わるんだ。なんでだろ?」

「カシーニャが生まれながらに宿っていたからだろう」

「あー。そういえば、子供の頃からずっと一緒に、意識の下にいたなぁ」

ルクレツィアは、レンカの上半身に唇を這わす。

「ちょ、この体勢やばくない?」

「我は王、あなたが欲しい」

「いや、俺ものじゃないから!!」

レンカが胸元を肌蹴られていた和服で隠すと、ルクレツィアは笑った。

「消えるとしよう。殺されそうだ」

「え?」

部屋の奥のベッドにいたのだが、いつの間にか入り口にユリシャが佇んでいた。

「ユリシャ、いや、これは違うから!!」

ぶんぶんと首を振って、誤解だというレンカを、ユリシャは床に押し倒した。

「つう」

「お前は私の寵姫。私以外の男に肌を触らせることは許さない」

「んう」

唇を奪われて、そのまま舌が浸入してくる。

「あっ」

和服の下を膝で割られて、そのまま指が突き入れられた。

「い、たい!」

ギチリと音を立てて、食いちぎりそうに狭いそこに、無理矢理指を突き入れる。

「や、誤解。ユリ、シャァ」

潤んだ瞳から流れる涙を吸い取って、潤滑液のボトルを手に取る。

「ルクレツィアか。油断のならぬ―――」

「え?」

すでに、レンカには届いていない。
潤滑液で濡らした指を蕾に突き入れて、ばらばらに動かして、前立腺を刺激する場所でぐっと折り曲げた。

「ああっ!」

泳ぐ足を肩に抱えて、そのまま床の上でレンカの体を開く。

「やあっ」

「もう何度も私を飲み込んだろう、ここは」

「あ、あああ」

強弱をつけるように動かされて、ことさら前立腺を刺激する場所を何度も抉られて、レンカは透明な蜜を何度も吐き出した。

「うあ・・・あ、ユリ、シャ!」

唇を無意識に舐めるレンカに煽られて、そのまま再奥まで突きあげて、何度も揺すった。

「ああっ!ひっ!」

白い髪がレンカとユリシャの視界を占領する。

一度引き抜いて、細い両足を抱えて中の粘膜に、精液をぶちまける。

「や、だぁ!」

首を振るレンカをベッドの上に放り投げてから、ユリシャは自分も衣服を脱いだ。

ズククク、ヌプ、クプププ。

奥まで飲み込む度に、卑猥な音がする。

「あ、あ!!」

グチリと、音がなった場所から揺さぶられる。

「あ―――」

一度目のオーガズム。
でも、それだけで許すユリシュではない。嫉妬心もある。

白い海を漂っているレンカを抱き起こして、騎乗位になると、レンカを下から何度も突き上げた。

「あ、あ、あ!」

白い髪が宙を舞う。
あまりの激しさに、普段使われていないそのベッドは軋んだ音を立てて壊れそうだ。

一度抜き去ると、ユリシャは水色の瞳を細める。

「自分で入れてみなさい」

「この・・・エロ!」

でも、レンカは言われた通りに自分で自分の蕾を開き、そそり立ったユリシャの欲望を宛がうと、一気に身を沈めた。

「うう・・・あ、あ」

くんと手を引かれて、グプププと音を立てて深い場所まで飲み込む。

「や、深い」

「だから、いいのだろう?」

「あ!」

唇を、またレンカは舌で舐める。その行為が、どれだけユリシャを煽っているのかも知らずに。妖艶なレンカ。
寵姫としての存在を、誰にも教えられずに自分のものにしていく。

「ふあ・・・あ、いく」

レンカの緩やかに立ち上がったものに手をかけて、先端をグリグリと弄っていると、レンカはユリシャの手の中に熱い透明な蜜を放つ。それを舐めて、ユリシャはレンカにキスした。

「あ?」

「お前のものだ。味がしないだろう」

「うう、うああ」

舌を絡めあいながら、激しく乱れる。下からの突き上げは揺るやかで、時に激しく、レンカを追い立てるように動く。

「あーー!!またいく」

「何度でもいけ」

「や、だあああ!!」

首を振るレンカを押し倒す。抉る角度が変わる。

ジュプ、グチュチュ。

「ふあっ、やあああ」

「いやではないだろう?」

ユリシャはレンカを全身の筋肉を使って押し開いては、戻り、また中を何度も押し開く。

「あ、あ!」

唇を舐めるレンカの舌に舌を絡めて、ユリシャはまた欲望をレンカに注ぐと、またレンカを揺すった。

「く!」

コプリと、精液が多いユリシャの体液が溢れ出すのも構わずに、全身にキスマークを残して揺さぶり続ける。レンカの白い髪は、ユリシャの欲望が満たされるまで、宙を何度も何度も犯されるレンカ自身のように舞い続けた。

白く遠くなっていく世界で、レンカは星の光をみていた。
夜空に煌く星を。

レンカの意識の下で、ルクレツィアはカッシーニャと一緒に眠りにつく。

さぁ、この世界をどうしようか。星の精霊ドラゴンルクレツィア。別名邪神ルシフェル。
ルクレツィアは、このまま白きメシアに従うのもいいかと思ったが、本能が壊せと命じる。さぁ、どうしようか?
 



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