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18R
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「ん・・・・何?」
冷えた唇を塞がれて、レンカは気だるそうにユリシャを見上げる。
「体が冷えてきたな。部屋に戻ろうか」
「あー。ちょっと最近寒くなってきたよな」
お茶の後片付けは後にしよう。そう思っているうちに、ユリシャに横抱きにされた。
「ちょ、なんなんだよ!」
「暖めてやろう」
「うわあ、ベタな転開!」
ベッドに運ばれて、そのまま覆いかぶさられた。
「ちょ、まじ・・・・んっ」
唇を重ねられて、ぬるりとした舌が入り込んでくる。
その感触に、ビクリと体が震えた。
もう何度も味わった、ユリシャの口付け。濃厚で、それでいて優しいキス。
「盛んなよ!」
「お前は寵姫だ。愛されるために存在する」
「くそがっ」
一度熱をつけられた体は、慣れてしまった行為をたやすく受け取るように変わってしまった。
服の前を肌蹴られて、そのままレンカはユリシャの衣服も脱がしていく。
邪魔になった衣服をベッドの下に投げ捨てると、レンカは逞しいユリシャの肩に噛み付いた。
「頚動脈はここだぞ」
「しら、ね、あ、あ」
平らで厚みのないレンカの胸の先端を押しつぶしたりかじったりして愛撫を繰り返す。それからユリシャの手はどんどん下に降りていく。
「く・・・・あ・・・・」
無理矢理刺激を与えられて、服の上からレンカのものが反応する。それをなんの躊躇もなしに、下の衣服も下着ごと奪うと、口に含んで下で先端をつつくように動かした。
そう時間もかからず、レンカはユリシャの口内に透明な、精子のほとんどない蜜を吐き出す。
「んく・・・・う」
そのまま口付けられて、自分の物を飲み込んだ。
「あ、や!」
ユリシャの唾液に濡れた長い指が、レンカの蕾の周囲に円を描く。それから、つぷりとつきさしたかと思うと、そのままぐりっと奥まで突き入れて、指をばらばらに動かす。
「あ、あああああ!!」
真っ白になりかけた頭の思考を離すように、必死にユリシャにしがみつく。
潤滑液を使わないその行為は、ギチリと音をたてて肉を食い破るような狭さだった。
「流石に狭いな」
「い、あああ!!」
潤滑液の入ったボトルと取り出して、レンカの体の奥にしみこませるように、奥まで奥まで飲み込ませる。
「いやあ」
無理矢理、ユリシャの指でこじあけられた蕾は、熟れた果実の色を外に晒して、潤滑液を体内に吸収していく。
「お前の中がよく見える」
「や、だぁ!」
弱弱しく首を振るレンカの額にキスをした。
そして、そのままレンカの足を担ぎ上げると、レンカのものよりも大きい、遥かな質量をもった肉の楔がレンカを引き裂いていく。
「あ、あ、うああああ!!」
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