「コスプレするのもいいけれど」@







2014年冬。期末テストを控えた12月。
明日は夜流の誕生日だ。

夜流の誕生日まで待とうかと思っていたけど、待てなかった。根性というものがあきらには足りないのかもしれない。
学園祭が終わった後に、メイド服でSEXしたのがめちゃめちゃ感じてしまって、あきらは一人ネット通販でネコミミとか尻尾とか首飾りとか買って・・・夜流を驚かそうとしていた。
その日、泊まりにきた夜流を迎えて、部屋に招くなりあきらは着替えると言い出して、違う部屋にいってしまった。
いつもは同じ部屋で着替えも堂々とするのに、何かあるなと夜流も思った。
チリン。
扉があいて入ってきたあきらの姿に、夜流はとりあえずぽかんとなった。
メイド姿ではない、ぶかぶかのTシャツに半ズボン。皮のベルトを太ももにまいておしゃれしているつもりなのだろう、あきらなりに。。首には鈴のついた首飾り、頭にはネコミミのカチューシャに、半ズボンのベルトについた長い猫の尻尾。

「・・・・・・・あきら、なんか悪いもんでもくった?」
「お前!俺のお前に尽くそうという精神を、その一言で片付けるか!」
「いや・・・・女装からコスプレに目覚めた?」
「ちゃうわい!!」
チリンと首の鈴がなる。
「似合う?」
猫の真似をしてみる。髪はツインテールから解いて、肩甲骨あたりの長さで、さらさら零れ落ちている。
「アホだ」
「うっせー。アホでわるいかこんちくしょー!今度お前にも同じ格好させてやるぞーこんちくしょう!!」
あきらはふてくされてひたすら夜流の悪口をいいはじめた。
そんなあきらの猫の尻尾を握り締めてみる。
「あん?なんだよ、やっぱ興味あんのか?」
「やっぱ・・・ズボンのベルトか。脱ぐと、なくなるな」
「へあ?」
ひょいっと軽く持ち上げられて、そのままどさっとベッドに放り投げられた。
「お前、こういうの嫌いじゃないのかよ」
「あきらがするなら、別になんでも構わない」
「お前は雑食か!」
「いや、雑草だ!雑草は素晴らしい・・・」
ちなみに、夜流は高校でも園芸クラブに入っている。幽霊部員だけど。雑草だけ綺麗に鉢植えして朝に水をやるだけ。
「雑草は、たくましいぞおお、踏まれてちゃんと生きているんだ!」
雑草モードに入ったけど夜流はポイポイとあきらの靴下に半ズボン、ボクサーパンツを脱がして床に捨ててしまう。
「ってうわああ、俺いつの間に半裸に!!」
あきらが着ているのは、ぶかぶかのTシャツのみ。
それで必死に下半身を隠そうとしているけど、すぐに夜流の手で払いのけられてしまった。

「ん・・・くうん」
唇を重ねる。
そのまま、あきらの桜色の唇を夜流は舐めて、顎を掴んで上向かせると、僅かにあいた隙間から舌を浸入させる。
「ん・・・く」
口内を動く夜流の舌に、あきらは舌を絡める。
そのまま、二人は舌を絡ませあってベッドの上でもつれた。
「ふう・・ん」
甘い吐息があきらの口から漏れる。
夜流の手は、あきらのブカブカのTシャツのを胸の上までたくし上げ、あきらの華奢な体のラインをなぞると、胸の先端を何度もつまみあげた。
「ん・・・く」
あきらはそれだけでも反応する。
パサリとあきらの茶色の明るい髪がベッドのシーツに広がる。ネコミミのカチューシャはしたままだ。
チリンと首飾りの鈴がなる。
硬くなった胸の先端を口に含んで何度も転がしていると、あきらは夜流の、ジーンズの上からでも分かる起立したものに、ジーンズのチャックを開いてそこから手を浸入させ、握りこんだ。
「おい・・・いくだろ」
「まじかよ・・・はやいだろ。早漏かよ!」
「お前が触るからだろ!お前の手が、なんていうのかお前の存在が俺をおいたてる。 (>'A`)>ア゙-ッッ!!俺は狩人に狙われたうさぎだあああ!!
「アホぬかせよ・・・・いっつも、俺を食べるくせに」
「当たり前だろ。俺が狼で、ウサギはお前だ」
「一度かわる?リバーシブルとかいうんだっけ。俺が攻めに」
「はい却下!!」
即答でした。

あきらを組み敷いて、足を開かせる。
そのまま、立ち上がってきていたあきらのものに指を絡める。
「ああ・・・ん、ん!」
上下に扱って、それから先端に何度か爪をたてていたかと思うと、夜流はおもむろにそれを口にふくんだ。
「ちょ、何してんだよお前」
「え?フェラ〜」
平然といってのける。そりゃ、今までSEXで舐められたりしたことはあったけど、口の奥にまでくわえられたことは未経験だ。ねっとりとした熱い感触に、あきらは夜流の頭を掴んだ。
「や、だめぇっ」
「あきらって、手で触られるだけでも弱いのに・・・口とか、刺激強すぎ?」
「ううん、うあああっ」
淫らに動く腰を引き寄せて、そのまま何度か口に含んで舐めていると、味もしない透明なあきらの蜜が夜流の口内に吐き出される。
「ゴックン」
「のむなーー!のむなっつーの!!」
「喘ぎ声はかわいいのに。つっこみになるとかわいくないな」
「うっせー!」
「このツンデレが!!」
「誰がツンデレだこの短小早漏!!」


「はぁ?その俺ので毎回泣かされて何度もいってるお前がいうか」
「うわーいうなああ、うわああ」
顔を手で覆うけど、顔が真っ赤だ。

もう一度手であきら自身をいじりながら、あきらをうつぶせにして媚薬いりの潤滑液入りのボトルをとりだす。
つつっと、背骨のうえに意味もなく零してみたり。
「冷たい!」
あきらの口の前に指を突き出すと、あきらは躊躇いもなしにそれに舌をからめて濡らす。
そのまま、夜流は自分の長い指全体に潤滑液をつけると、あきらの体内に指を押し入れた。
「んあう・・・・」
あいた左手で、まだたちあがったままのピンク色の胸の先端をグリグリといじる。
チリン。
また乾いた音をたてて鈴がなる。
「くう・・・ん、あ、あ、そこだめっ」
「ここ?」
前立腺を刺激する内部に指を三本増やしてぐちぐちとかき混ぜて、ぐりっとそこで折りませると、あきらは一際甲高い声をあげてぐったりとなった。
「夜流・・・・いいよな、お前は。男の体してて」
少年から大人になりつつある、引き締まった無駄な贅肉も脂肪もない夜流の体を惚れ惚れと見るあきら。
「お前はこのままがいいんだよ。XXYの染色体に感謝しないと。硬くもなくて柔らかい。肌はスベスベだし色も白いし・・・顔はどんな美少女よりかわいいし、声もいいし、おまけに感度まで抜群。反応もかわいい」
「やん」
指がズルリという音と一緒に抜かれた。
夜流は上の服を脱ぐと、ジッパーから猛り狂ったものをとりだして、ひくついているあきらの蕾にあてがう。
そのまま、奥までいっきに貫く。
「あーー、やあああぁぁぁぁーーー!!」
ひくんと体が痙攣して、背がしなる。その両手を捕まえて、グプププと音がたつ内部に挿入していく。
チリンチリンと首の鈴が音を立てる。
そのまま一度最奥まで突き入れると、入り口まで引き返してまたズッ、ズッと中の肉を犯して臓物を直接犯すような勢いで突き入れた。




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