「日常」E







R18
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「やぁ・・・ん」
一度は一緒にバスルームであきらのものをかきだしていたけど、でも我慢できなくなって、シャワーを途中で止めると、水分をざっとバルタオルでふきとって、またベッドにあきらを押し倒した。
あきらのゆるりと立ち上がったものを口に含むと、あきらは首を振った。
「や、やめええ、やめ、だめええええ」
歯を立てないように舐めあげ、そのまま先端を吸い取るような仕草をすると、かろうじで残されていたあきらの最後の精液が、透明な蜜として夜流の口内に吐き出される。
「やぁ、もう無理!」
「味しないんだよな、あきらの。俺の苦いだろ」
「ん・・・・」
精液の中に子種がほとんど存在しないせいで、通常は白いであろう吐き出される体液は、透明。しかも無味無臭だ。
男のものとは思えない。

ぐちゃぐちゃになったあきらの内部に指をつきいれる。
「さっきまで俺の飲み込んでたせいで、塗れてる」
「いやぁ、言わないで!」
顔に腕を交差するあきら。
「もっかい、いい?」
「ああ、俺、もうナイトので溢れるよっ」
「いや、流石にそこまで出せないから・・・」
といいつつ、いつも生でする二人。
処理するからいいけど、本当はゴムをつけるべきなんだけど。

「うぐ・・・あっ」
対面座位にされて、あきらは夜流のものを飲み込んだあと、硬直した。
「どうした?」
「どうやって・・・動くの、これ・・・」
「あきらが動くの」
「え・・・やっ」
緩く下から揺すってやると、それだけであきらは涙を零した。
「恥ずかしい・・・」
「俺、あきらの全部知ってるけど?あきらまぐろじゃないだろ。腰動かすような娼婦みたいなのでもないけど。まぁほどほど?」
「なんだよそれぇ・・・やぁ。揺すらないで」
また緩く揺すってやると、グチャグチュという音をたてて、内部に食い込んでいく熱い楔。
「そうだ」
「?」
一度あきらから引き抜くと、夜流はベッドの隅にあった、黒いリボンに手を伸ばす。
「これ、また新しく買ってあげるから」
「な、何するの?」
「目隠し〜」

「うあっ」
目隠しをされて、視界が真っ暗になった。
またさっきの体勢にされて、そのまま緩く下から揺さぶられる。
「俺の視線、見えないだろ?自分で動ける?」
「ん・・・・あ、あ・・・・」
「そう、ゆっくりでいいから」
ゆっくり動くあきらに合わせて、下から揺すってやる。
「や・・・・うあん、なんでぇ。もうイきたくないのに・・・またくるよ・・・波がっ」
そのまま一度動かなくなったあきらを、下から激しく揺さぶった。
「いやぁ、今ぐちゃぐちゃにしないでぇ、また、波がっ」
「知らない。あきら、赤ちゃんが欲しいんだろ?俺のこと、いかさないと」
「ナイト、いじわる、あああ!!」

押し倒されて、深く抉られる。内臓を犯すような感覚。
あきらの中に全部埋めて、それから揺さぶって、また挿入して。
今日、何度目かに分からない欲情を吐き出すと、さすがにもう夜流も吐き出すものがなくなっていた。
「ひう・・・・もういや、もう許してぇ。目隠しいやぁ」
「あ、ごめん」
黒いリボンをとってやると、あきらは泣きじゃくっていた。

「もっかい、シャワー浴びようか」
「いや!」
あきらは重く気だるい腰をあげて、一人でシャワーを浴びて自分で処理をした。
「あーきーらー?」
「ナイト、また俺にむらむらして襲い掛かってくるからやだっ」
「いや、今日はもう流石に無理だから」
「ナイトのばかっ!俺、違う部屋で眠る!」
「あーきーらー、あああああ」
あきらは怒って、パジャマに着替えると空いている部屋のベッドで眠ってしまった。
一人、ぐちゃぐちゃになったシーツの上に取り残された夜流は、シーツを張り替えて、脱ぎ散らかされた服を片付けて、寂しくソファーの上で眠るのだ。
いつもはあきらと一緒に眠るけれど。

「んが・・・・もう、朝?」
毎日が休みのせいで、時間感覚がおかしくなっている。
「って、重いと思ったらあきらか」
狭いソファーの上に、あきらが夜流の上にどっしりとのっかるような形で寝ていた。
「やっぱり、一緒に寝るんだからな。かわいいやつ」
あきらをベッドに運んで寝かすと、自分も同じベッドに潜り込んでまた眠りについた。




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