寝台に押し倒された。 自害用の短剣は、寝台の下に置いたままだ。逡巡する。このまま、真那を押しのけてここで自害しようか、潔く。 だが、そうすると怒った王は冠羅を攻め滅ぼすかもしれない。 どうすればいいんだろう。 ぐるぐると思考が巡っているうちに、夜着の釦が外されて、胸が露になる。女性のような膨らみなどないが、かといって男性のように硬いわけでもない、柔らかな平らな胸。 不思議そうに真那がその感触を確かめる。 それから、胸の先端をいじりだした。 「んっ・・・・」 「感度はいいのか?」 「知らない・・・・」 こんなの、知らない。こんなの、自分じゃない。 波のように打ち寄せてくる不思議な感覚に、星嵐は目を閉じた。 「んー」 深く唇を貪られて、舌が絡まりあった。 「はっ」 飲みきれない唾液が顎から滴り、銀の糸をひいてシーツの上に染みをつくる。 やがて夜着の全てを脱がされて、星嵐は震えた。 「怖がるな」 「・・・・いやっ」 首を振って嫌がる星嵐の手を左手で戒めて、真那はゆっくりと以前確かめたことのある星嵐の少女の花弁に触れる。 そのまま、何を思ったのかそこに顔を下ろしていって、舌をさしこんだ。 「いやああああ!!」 ビクンと、星嵐が目を見開いて、涙を零した。 抵抗しても、力の強い真那には勝てない。 そのまま何度か花弁を舐められた。 「まだ濡れぬのか」 「無理・・・やめて」 「子を孕んでもらわねば意味がない」 「いや・・・無理です」 「孕め」 「ああっ」 びくんと仰け反る星嵐の肢体は、今まで抱いてきたどの愛妾の反応より違う斬新な、新鮮なものがあった。他の愛妾は、皆自分から足を開いて積極的に真那を受け入れたものだ。こんな風に、星嵐のように反抗はしなかった。 「うあっ、いあああっ」 オーガズムの波に巻き込まれて、星嵐の足がビクリとはねる。 こんな感触、今まで感じたことがない。 それでも、星嵐の花弁は一向に濡れることがなく、ピチャリと舐められる音だけが淫猥に響いた。 そして何を思ったのか、真那は少年の部分でもある星嵐の陰茎を口に含み、扱いだした。 「や、め、やあああ、うああああ」 花弁をいじられるよりも、鮮明な衝撃に脳が真っ白になる。必要に嬲られて、はじめて星嵐は吐精というものを人生で経験した。 「うあっ」 びくびくと震える肢体を抱き締めながら、真那がついに着ていた服を脱ぎ捨てた。 「やめ・・・っ、あ、あ。うあああああああ!」 濡れたのかも分からない少女の部分を一気に引き裂く。 「痛い、痛い!!」 処女を失ったそこは、トロトロと血を流していく。狭い中に入りながら、その柔らかく狭い肉の熱さに、真那のほうが眩暈を覚えた。 一度ズルリと引き抜いて、血を潤滑液がわりにまた埋め込んだ。 「あああ、いやああああ」 涙を流して目を見開いて、シーツを掴んで逃げようとずり上がる星嵐の体を掴んで、再奥まで貫いてそのまま揺さぶると、ポロポロと、星嵐は水色の瞳からまた涙を零した。 「あ、あ、いやああ」 「子を孕め」 まるで呪文のように、繰り返される言葉に、星嵐は足を引き攣らせる。 「ひっ・・・・だめぇ、いやぁ」 「子を孕め、星嵐」 「いやあああ!!」 足を肩に乗せて、激しく挿入を繰り返した。グチュリと、結合部から水音がした。グチャグチャと、動くたびに音が大きくなる。 「うあ・・・・ぐ」 苦しそうに、星嵐は足のつま先でシーツをひっかく。シーツには血痕が酷い染みを作っていた。 胸の先端を舌で嬲り、何度も突き上げて、そして果てたのに、まだ体は星嵐を欲した。真那は思う存分星嵐の秘所に肉の楔を打ちつけ、何度も中で放ち、白く汚していった。 それだけでは飽き足らず、後ろの蕾まで白い体液で汚した。 「うあ・・・・」 精液でどろどろになった下半身が、ピクリと痙攣した。 「も・・・・やめ・・・」 虚ろな瞳の星嵐に口付けて、また秘所を貫き、思う存分揺さぶり、果てそうになるのと同時に、真那は星嵐の少年の部分であるものを手で扱い、星嵐は真那より先に、透明な蜜を真那の手の中に吐き出した。 星嵐には子種がほとんどない。そのため体液は透明であった。 「んーーー」 達した瞬間、もう何も考えられなくなって、星嵐は気を完全に失った。 「子を孕め」 耳元に残る、自分を汚した男の言葉は、星嵐の心の中に深く浸透していった。 子供なんて、できるはずがないのに。 両性なんてそんなものだ。どちらの性も、正しく機能するかどうかも分からない。 「・・・・・・・」 目を覚ますと、綺麗に湯で清められた後だった。シーツまでかえられている。痛みを伴う下腹部は仕方ない。隣に真那が寝ているのに気づいて、星嵐はビクリとした。 真那の髪も星嵐の髪もぬれていた。 まさか、王自らが女官を介さずに、星嵐を湯にいれて清めたというのか。 だが、自分の髪と真那の髪から臭う、肌から臭う入浴剤は一緒のものだった。 「子なんて・・・・できない、のに」 ポツリと涙を零して、また寝台に横になると、真那に背を向けて星嵐は小さく丸くなるとまた睡眠に入った。酷く四肢が痛む。特に処女を失った場所あたりが。 そこに、子が宿ったなど思えなかった。 「花嵐・・・・ごめん」 世界で一番愛していたはずの、花嵐を裏切った。もう、花嵐の妻にはなれない。真国の王に汚された。 男性としての機能も女性としての機能も無理だろうという、冠羅での医者の診断。それでも花嵐は星嵐を妻にすると誓ってくれた。星嵐であれば両性など関係ないと。その言葉が嬉しかった。 両性に生まれさえしなければ。 すすり泣きながら眠っている星嵐の体を抱き締めて、口付けてから真那はその額にも口付けて、宮殿に戻っていった。 NEXT |