エリュシオンの歌声D







15R
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「エリュシオンへの扉は開く〜愛の果ての世界〜〜らららエリュシオン、神の楽園〜〜」
ティエリアは、見えない金色の瞳でぼうっと天井を見上げて、歌を歌ったあと、震え出した。

(やっぱり、だめ!)
ロックオンをつっぱねると、起き上がって逃げようとするが、歩くことのできない足はベッドから転がり落ちるだけだった。
(だ・・・め・・・だめぇえ!!)
クニクニと、胸の突起をいじる手が、ティエリアの感覚を奪っていく。
ベッドに戻されたティエリアは、ロックオンの手が胸を弄るたびにピクンピクンと小さく反応する。
「嫌っていうわりには、感覚いいな」
(そんな・・・はっ)

口の中にロックオンの指が入ってくる。
それを舌で少し舐めて、ティエリアは目に涙をためた。
(んう)
声は、音にはなっていない。ロックオンの脳に直接響く。それでも、艶めいた声であることにかわりはない。
ティエリアの口腔を指で思う存分弄んだあと、ロックオンは上の服だけ脱いだ。

(キスして・・・・)
「いいぜ」
ティエリアの顎をとらえて、深いキスをする。舌と舌が絡み合う。

ティエリアの体をかくしていたシーツを取り払って、完全に衣服を脱がすと、蛍光ランプの光を少しだけ落とした。
「明るいのは嫌か?」
(それは・・・・明るいか暗いか分からないので・・・・・んっ)
カリっと、胸の先端にロックオンがかじりついた。もう片方は指で何度も弄っている。
「こうされるの嫌い?」
(そんなこと、されたことなんて・・・)
「そりゃ、ねーだろうなぁ」
クスリと小さく笑って、何度もちゅ、ちゅと全身にキスしていく。
額にキスしたあとは、首筋、鎖骨、胸元、胸、わき腹、どんどんと下に降りていくロックオンの頭を、ティエリアは手で髪を強く掴んだ。
「いてて・・・・」
(やめて、だめ・・・・僕は、純潔だからこそ神の巫女でいられるの)
「じゃあ、純潔じゃなくなったらどうなるんだよ?」
(分かりません)

ふるふる震えるティエリアの手をとって、自分の頬にあてる。
「俺がお前を守るから。俺だけを感じてろ」
(あ、ああ・・・・)
ゆっくりと、浅く沈んでいくロックオンの指。
(んう!)
浮かぶ腰をベッドにおさつけて、中性の秘所に指をいれていく。
「ぬれねーな」
少し奥まで指をいれてから、ロックオンは激しくティエリアに口付けた。
「あ、あああ・・・・」

はじめて、ティエリアの喉から、歌以外の声が漏れる。
「だめぇ、だめえええ!!」
必死で抗いはじめるティエリア。
ロックオンはその額にキスしてから、ティエリアが身にまとっていたスカーフを裂いて、両手を頭の上でまとめてしまった。
「あ!」
ティエリアの胸にキスして、ティエリアを裏返しにする。
「そんな・・・ううん」
秘所に入れていた指を抜いて、かわりに舌をはわせる。
ピチャピチャという水音が響いて、ピクンと大きくティエリアの体がはねた。
「ううー!!」
シーツの端をきつくかんで、見えない金色の瞳からいくつも涙をにじませて、ティエリアは啼く。
「いい声。歌声もいいけど、その声もいい。もっと聞かせてくれよ」
「あ、あっ!!」

ビクンビクンと痙攣するティエリアの体を食らい尽くすように、舌で奥まで抉る。唾液の透明な線が、秘所から離れていくロックオンの舌と続いていた。

ゆっくりと、二本の指を中に差し入れる。
「は・・・・ぁあ!」
ビクン!
また痙攣するティエリアの体。
「ここ、か」
「やあああああああぁぁぁ!!!」

何度もそこと指で中をかき回してやる。
「やあああ、かき回さないでえええ!!」
グチュグチュと、中から透明な液体が零れ出してくる。
「濡れてきた・・・・」
「ううん、ううあ!」

三本に指を増やして、中をぐるりと抉ると、そのまま引き抜き、ロックオンはティエリアの鎖骨にキスをすると、ゆっくりとすでに猛っていたものを沈めた。
 



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