世界が終わってもW「OOドラクエ3」







PT一向は、魔王を倒すために旅をはじめた。
まずは、LVあげから。
町を拠点として、永遠とLVあげにいそしむ。
スライムやバブルスライム、おおねずみなどを倒して。
町の人の話を聞いて、物語を進める。ドラクエは、自由がおおいRPGとして有名だ。
「ライル、またさぼってるな。刹那もか」
馬車の中で、ティエリアが新しい防具を買ったばかりでゴールドが不足しているため、お金稼ぎのついでにモンスターを倒そうとPTメンバーを見たが、刹那とライルの姿がなかった。
ちなみにセットしたドラクエのカセットはWだ。

(おおにわとりとおおめだまが現れた!)

「勇者のいないPTなんて、聞いたことがない」
ティエリアが呆れながら、呪文を唱える。
「メラ!」
炎の玉が、おおにわとりにあたり、おおにわとりを倒した。
「はぁぁぁ!」
アレルヤが、飛び膝蹴りを決めて、おおめだまを倒す。
ちなみに、リジェネは馬車の中で寝ていた。
ニールが、銃を撃って、残ったおおめだまBを倒す。
ちまちましたお金稼ぎ。LVもなかなかあがらない。
「ああ、ニールの新しい武器は、お金が足らなくてまだ買っていないのに」
「いいって。俺のことは後回しで」
「そんなわけにもいきません!ここは、僕のこの防具を売って・・・」
「ティエリア。僕に任せなよ」
一向は、刹那とライルを放置して、移動する。
「ルーラ!」
リジェネが起き出して、魔法を唱えた。

「ここは・・・・」
キングレオ周辺に来ていた。

「ここの、さ。ミステリドールってやつ、経験値は37でおおめだまやおおにわとりよりも多いし、何より落とすゴールドが200なんだよね」
「200!」
アレルヤが、目を輝かせる。
今までのモンスターは、落としてもせいぜい30ゴールドとか。
「ここで、お金稼ぎしなよ。100をこえる経験値のあるしりょうのきしとかも出るし」
「ありがとう、リジェネ!」
ティエリアが、リジェネに抱きつく。リジェネはまた、馬車の中で眠りにつく。

(ミステリドールとしりょうきしが現れた!)
しりょうきしの攻撃。アレルヤは、80のダメージを食らった。
「く、強い!?」
そりゃそうだろう。今まで、スライムなんかを相手にしてたんだから。いきなりLVの高いモンスターに挑んでも無理があるというものだ。
ニールは呪文を唱えた。
「ホイミ!」
アレルヤのHPが30回復した。
「このままでは、全滅する!!」
ニールが焦る。ニールは呪文を唱えた。
「バギ!」
しりょうきしのグループに、20のダメージ。
アレルヤの武器は、聖なるナイフだ。200ゴールドもした。
アレルヤの攻撃!
しりょうきしに、25のダメージ!
「やっぱりだめだ。僕たちの戦力じゃあ・・・・」

ティエリアは攻撃魔法を唱えた。
「ヒャダイン!」
敵全体に850のダメージ!
敵は全滅した。
「ちょ、ティエリア!?いきなり強くなってない?さっきまで、メラと、ヒャドしか唱えれなかったじゃないか!しかも、850のダメージって何!?」
「魔法のプログラムをいじった」
「そう。・・・じゃないよ!全然ゲームバランスとってないじゃないか」
アレルヤのツッコミを無視して、落ちているゴールドを回収するティエリア。アイテムも拾っていく。
「ねぇ、ティエリア。はやく魔王倒しにいこうよ。暇で暇で・・・」
「リジェネ、さっきから戦闘に参加してもいないじゃないか」
「ニール、うるさい。職業、ホイミスライムにされたいの?」
「ぐ・・・」
ニールは黙り込んだ。
弟のような哀れな姿にはなりたくない。今のガンスリンガープリーストという職業はとても好きだ。何より、ティエリアが自分のために考えて与えてくれた職業だ。





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